本記事内にて製作した機体の走行は全て私有地内で行われています.
近頃は電動キックボードなるものが町中を走る姿をよく見かけます.
アマゾンを見ていたらそれ用のモータらしきものが1万以下で売られていたので遊んでみることにしました.
購入
https://www.amazon.co.jp/dp/B0DG56QP7C
軽く見た中では最も安くこのセットが購入できそうだったので,こちらにしました.(私が購入した2025年7月時点では8,979円)
おそらくどのセラーから購入しても,基本的な中身は似たようなものだと思います.
バッテリー残量計やブレーキハンドルの有無,キーの部品の形状などに多少の違いがあります.
配送予定日時は1カ月後となっていましたが,実際には1週間ほどで届きました.
おなじみの銀色のビニールに包まれ,箱は少しベコベコでした.
開封
梱包材の発泡スチロールがボロボロになっていて飛び散りました.
他のレビューにも書かれていたので,開封時には注意したほうがよいです.
説明書はもちろん入っていませんでした.
配線について
私が購入したものとは別の販売元ですが,レビューがいくつか付いており,丁寧な解説レビューもあって非常に参考になりました.
https://www.amazon.co.jp/dp/B08RDRMQL4/
一番参考になったレビューを引用しておきます.
〇Felzen
★★★★★ピンアサインが若干違う
2022年10月15日に日本でレビュー済み
購入を検討している方へ。中国語で書かれたコネクタの文字を翻訳するとだいたいわかります。特に重要なのは中国語で充電口と書かれた2Pコネクタにキースイッチの2Pコネクタを差し込みオンにすると焼損します。配線が焼けるだけでハンダで新しく付ければ機能に問題はありませんでした。おそらくバッテリの充電か電圧モニター用と思います。また5V程度が出力される中国語で表示灯と書かれた2Pのコネクタは短絡させても壊れることはなかったです。モータを万力でロックして24Vで短絡電流(こちらの機器出力40A)を流しても自動カットオフされ破損しません。頑丈に造られてます。元々キックスケート用のコントローラなので機能は最低限しかありません。メーターなどは付かないと思います。8インチなので、農機具、台車など、この価格でこれだけ使えればベリーベリーナイスな商品です。
バッテリは12V鉛蓄電池を3〜4000円台の昇圧dcdcコンバータで24Vにすればよく、6A〜くらいから人が乗って動きます。常時10A程度かければかなりのトルクで動きます。MAX250W程度の小さいモータなのでスピードは出てもマラソン程度です。
1番躓いたのは青の単線コネクタです。モデルによっては結線しておかないと動かないとか情報がありますが、自転車用の話では?と思います。これを繋げておくと常時回転し、スロットル制御を受け付けません。
次にスロットルですが、ピンの色をだいたい揃えてください。精密マイナスドライバをコネクタに差し込めば簡単に外せます。
以下調べたピンアサインを載せておきます。配線の色は世代によって異なる場合があるのでオプションと思っていただいてよいかと笑
モデル、RQ-XCL16
350W
オレンジ、赤→キーロック
オレンジ、白→ブレーキランプ24V
黒、白→ブレーキセンサ。短絡時ブレーキランプに24V流れる。モーターオフで空転。
黒、茶→表示灯5V
太い赤、太い黒→バッテリ
太い緑、太い黄、太い青→モータ
6ピン端子→モータホール素子(繋がなくてもモーターは周ります。
青1端子→短絡時常時回転、短絡毎に回転が反転。停止してから反転する。常時接続しないこと。
赤の3端子:3段階スピード制御
黒と灰短絡時→低速
黒と青短絡時→高速
接続無し→中速
高速の時のみMAX回転速度を維持すると超高速モードになります。これが胸熱です。
白の3端子:スロットル用
次の接続に変更する。
黒→紫
紫→黒
ピンク→ピンク
これで以下のような接続になる。
スロットル側 白→←紫 コンバータ側
スロットル側 黒→←黒 コンバータ側
スロットル側 赤→←ピンク コンバータ側
今回購入した商品のパーツを接続すると以下のようになります.
上で紹介したレビューに書かれていた通り,制御BOX側のスロットル端子のピンの順番を差し替える必要がありました.(黒と紫の線を差し替える)
精密マイナスドライバを差し込むと簡単に外せます.
躓いたところ
開封して配線を行い,電源を投入してみたのですが,スロットルを解放したときに少し反応する程度で動作しませんでした.
青端子を短絡させると常時回転モードになり(スロットルを開くと止まる),再び解放すると通常通り動作するようになりました.
以降は短絡させると常時回転し,解放によって回転方向が逆になるようになりました.
改造点
上記の回転方向を逆転させる端子と,最大速度の変更を行う端子にスイッチを付け,変更しやすくしました.
逆転端子にはタクトスイッチを,速度変更端子には6ピンのトグルスイッチを付けただけです.
この商品のスペックはいかほどか
後に記す,今回製作したマシンで計測したものをベースに掲載しています.参考までに.
マシン重量は11.65kg,操縦者は約60kgの平均的な成人男性です.
バッテリーは24V表記のLiFePoを使用していますが,もう少し高めの電圧が出ているかもしれません.
速度
私有地内の舗装された平らな路面にて,自作マシンに人が乗った状態で時速17km/hを記録しました.体感的には人が小走りする速度や電動キックボードと同じくらいのスピードです.
(電動キックボード用モータなので当然といえば当然)
トルク
マシン+搭乗者分くらいの重量はらくらくと動かすことができます.
フルスロットル状態であれば2人乗りをした状態でも走行可能でした.速度はかなり落ちますが.
初動のトルクが少し足りず,マシンによっては少し背中を押してあげる必要がある場合がありました.
また,段差にはまると抜け出せるだけのトルクは有していません.
登坂性能
少しの坂であれば登坂可能でした.
機体と積載物の重量,重心バランス,助走の有無によりかなり違いがあると思われます.
ブレーキ性能
この商品にはドラムブレーキが内臓されており,ワイヤとハンドルを別途購入,取り付けることで使用可能です.
最低限のブレーキング性能はありそうです.
ただし速度や路面状況によっては急ブレーキをかけてもスリップしてしまいます.
製作したマシン
というわけで,今回私が製作したマシンです.
機構
前輪2輪ステアリング,後輪1輪駆動です.
ステアリングにはアッカーマン機構を採用しています.
アッカーマン機構についてはコチラ(Wikipedia).
ハンドルとステアリング機構の接続はシンプルにリンクで行っています.
ハンドル,ステアリングの最大切り角は45°弱です.小回りが利きません.
ステアリング機構が付くフレームは10度ほど斜めにし,前輪にキャスター角を付けてあります.
モータ取り付け
インホイールモータの取り付けは4mm厚のアルミ板にボール盤で穴を開けたものを用いました.
外装
3輪のクラシックカー風の外装もつけてみました.
フロントのフェンダーはバケツを切って制作しました.
ヘッドライトはダイソーで300円の高輝度ライトを塗装したプラ容器の中に入れただけのものです.以外と実用性アリ.
配線巻き込みインシデント
完成後,しばらく走行を繰り返していたところ,急に後輪が空転しました.
確認してみるとインホイールモータを固定していたボルトが抜けており,モータの配線が軸に絡まっていました.
結果,配線の表面のカバーが破れていました.
皆様は重々お気を付けください.












