経理、人事、総務、法務といったバックオフィス業務では、正確性とスピードが常に求められます。しかし、「紙の書類の山」「手作業でのデータ入力」「煩雑な承認プロセス」といった課題に直面し、生産性向上を阻まれているケースは少なくありません。
本記事では、これらの定型業務をkintoneで自動化し、ペーパーレス化を強力に推進するための厳選したプラグインと連携サービスを5種類ご紹介します。これらのツールを導入することで、部門をまたいだ情報連携がスムーズになり、組織全体の生産性向上につながります!
🛠️ バックオフィスDXを加速させる厳選5ツール
1. プリントクリエイター(トヨクモ株式会社)
プリントクリエイターは、kintoneに登録されたデータを活用し、見積書、請求書、納品書、各種証明書、社内稟議書など、多様な帳票をワンクリックでPDF出力するためのkintone連携サービスです。
導入メリット:
- 請求業務: 手作業による転記ミスやExcelへのコピペで工数がかかる。
→kintoneデータからの自動出力で転記ミスがゼロ。工数削減とデータ品質を確保。 - 承認業務: 稟議書などの紙の回覧・押印で承認プロセスが停滞する。
→kintoneのプロセス管理と連携し、承認完了と同時に帳票を自動生成・自動添付。 - 品質管理: 担当者ごとに帳票のフォーマットや品質がバラつく。
→デザインをテンプレートで統一。誰が出力しても高品質な帳票を保証し、ブランドを維持。
2.クラウドサイン MAKE for kintone
クラウドサイン MAKE for kintoneは、国内シェアNo.1の電子契約サービス「クラウドサイン」とkintoneをシームレスに連携させる公式ソリューションです。
kintoneを案件・顧客管理のハブとし、そこに入力された情報を元に契約書を自動生成、クラウドサイン経由で締結し、結果をkintoneに戻すという一連の業務フローを完全にデジタル化します。法務・総務部門のペーパーレス化とコンプライアンス強化に不可欠なツールです。
導入メリット:
1.スピード向上: 契約書作成、郵送、押印待ちで契約締結に時間がかかっていた。
→ kintoneデータから契約書を自動生成し、最短数分で締結完了。
2. 一元管理: 締結後の契約書原本の管理が煩雑で、検索に手間がかかっていた。
→ 締結済みPDFがkintoneに自動保管され、文書管理が一元化。
3.転記ミス防止: 契約書の手動転記によるミスが発生していた。
→ kintoneの情報連携により、転記作業を排除しミスをゼロに。
3.freee for kintone 連携(freee株式会社)
freee for kintoneは、主に営業部門が利用するkintoneの案件・売上データを、経理部門が利用するfreee会計へ、シームレスに連携させる公式連携サービスです。
フロントオフィス(営業)とバックオフィス(経理)の間に存在する「データの壁」を取り払い、二重入力によるミスや、部門間の連携にかかる工数を解消します。これにより、経理部門はリアルタイムな売上情報に基づき、迅速に仕訳や請求書作成を行うことが可能になります。
導入メリット:
- 経理工数削減: 営業データ(売上・取引先)の会計ソフトへの転記でミスや手間が発生。
→kintoneのレコードからfreee会計へ取引先や請求書を自動登録。転記作業をゼロにする。 - 迅速な経営状況把握: 会計データが古く、リアルタイムな経営状況の把握が難しい。
→kintoneの最新案件情報が即座に会計データに反映され、迅速な意思決定を支援。 - 部門間コミュニケーション: 請求・入金状況の確認で営業と経理のやり取りが多い。
→freee会計での入金ステータスをkintoneに自動で同期。営業担当者がkintoneで状況を確認できる。
4:キンコン(kincone)連携(株式会社ソウルウェア)
勤怠管理と交通費精算を自動化し、kintoneと連携させることで、給与計算や経費精算のベースデータをシームレスに提供します。
導入メリット:
1.正確な勤怠記録: 出退勤の手入力やExcel集計でミスや不正が発生しやすい。
→Webブラウザやアプリからの打刻時に位置情報が取得でき、不正打刻を防止し、正確な勤怠記録を実現。
2.交通費精算の自動化: 毎月の交通費精算が面倒で、経路検索や計算に時間がかかる。
→移動経路を自動記録・計算し、そのままkintoneに連携。精算業務を劇的に効率化。
3. データ連携の容易さ: 勤怠・経費データが分散し、給与計算システムへの連携に手間がかかる。
→勤怠・経費情報をkintoneで一元管理し、他システムへの連携を容易にするための基盤を構築。
5. 印鑑押印プロセス連携プラグイン(株式会社ノベルワークス)
kintoneのプロセス管理と連動し、自動で承認者に応じた電子印を押印するプラグインです。
テレワークにも対応しており、外出先や自宅からでもスマートフォンで簡単に承認が可能です。そのため、「押印のためだけに出社する」といった非効率を解消し、業務を止めることなく進行できます。
日本企業に根強く残る「押印文化」にデジタルで対応し、紙の稟議書や申請書の処理をkintone上で完結させることで、場所にとらわれない働き方を実現します。
導入メリット:
- 承認の停滞: 承認者が不在、あるいは出社待ちで稟議の承認がストップする。
→プロセス管理に連動し、承認と同時に自動押印。稟議のリードタイムを劇的に短縮。 - テレワークの実現: 押印が必要な書類のため、一部の社員が出社せざるを得ない。
→PCやスマートフォンで場所を選ばず承認・押印を完結。完全なテレワークを可能にする。 - 承認時のヒューマンエラー: 複数人による承認フローでミスや遅延が発生する
→プロセス管理と連動して自動的に押印されるため、手動によるミスや承認漏れ・遅延が防げます。
まとめ:kintoneと連携ツールで実現するバックオフィスDX
経理、人事、総務、法務といったバックオフィス業務は、「紙」「手入力」「複雑な承認」といった非効率なプロセスによって、その正確性とスピードが阻害されがちです。
本記事でご紹介した厳選5つのプラグインと連携サービスは、これらの定型業務をkintone上で完全にデジタル化し、生産性向上を強力に後押しします。
具体的には、プリントクリエイターと印鑑押印プロセス連携プラグインが紙の帳票や稟議書からの脱却を支援し、承認の停滞と出社の必要性を解消します。さらに、クラウドサイン MAKE for kintoneが契約業務を数分で完結させ、freee for kintoneが営業と経理間のデータ転記を自動化。そして、キンコン連携が煩雑な勤怠・交通費精算の手間を劇的に削減します。
これらのツールを導入することで、部門間のデータの壁がなくなり、情報連携がスムーズになります。バックオフィスの社員が手作業から解放され、より正確で付加価値の高い業務に集中できる——これこそが、kintone連携で実現する真の組織全体の生産性向上です。
🗣️ 次のステップ
まずは、貴社のバックオフィスで最も工数がかかっている業務を特定し、それに合ったプラグインや連携サービスを無料トライアルで試してみてはいかがでしょうか。
kintoneを活用したバックオフィスDXを推進し、全社的な生産性向上を実現する一歩を踏み出しましょう!