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【rails5.2】master.keyを本番環境(AWS EC2)に設定(追加作成)する方法

Last updated at Posted at 2020-01-18

master.keyを作成していないとどうなるのか?

master.keyを本番環境で設定しておかなければ、rails db:create RAILS_ENV=productionなどを実行した際にエラーが表示される。

rails db:create RAILS_ENV=productionを実行

$ rails db:create RAILS_ENV=production

するとエラーが表示される

rails aborted!
NoMethodError: Cannot load database configuration:
undefined method `[]' for nil:NilClass

この'[]'はdatabase.ymlの下記が読み込めないために発生する。

database.yml
production:
  <<: *default
  database: <%= Rails.application.credentials.db[:database] %>
  username: <%= Rails.application.credentials.db[:username] %>
  password: <%= Rails.application.credentials.db[:password] %>
  socket: <%= Rails.application.credentials.db[:socket] %>

'[]'は、[:database]、[:username]、[:password]、[:socket]などの環境変数が読み込めないことを意味している。
AWSからすれば、「credentials.ymlの[:database]読み込めっていうけど、鍵がないからデータ見れねえええよおおお」
という状態です。

なぜ読み込めないのか?

credential.ymlの中身は他の人が閲覧できないように暗号化されている。
この暗号化を解除するのがmaster.key。
master.keyは扉を開ける鍵の役割をしており、鍵を使って解除しなければ、その先のデータを読み込むことができない。

これは、本番環境でも同じです。
master.keyがなければ、暗号化を解除できないので、環境変数を読み込めずエラーとなる。

本番環境のshared/configにmaster.keyを作成

ローカル環境にある,master.keyの中身を確認する

rails newで作成された、ローカルのmaster.keyを確認する。

$ vi config/master.key

すると下記のようにmaster.keyの中身が表示されます。

fadfdfdgaf44623535y....

この表示された、master.keyの値をコピーしましょう

スクリーンショット 2020-01-18 18.20.47.png
表示されたmaster.keyをコピーします。
これを本番環境で貼り付けていきます。

本番環境でmaster.keyを作成

EC2のアプリのconfigを開きましょう

# 誤解が生まれやすいmaster.keyの作成場所

✖︎ アプリ名>config>master.key
○ アプリ名>shared>config>master.key

🚨アプリ名>shared>config>master.keyの場所に作成する必要があるので注意しましょう

#本番環境
[ec2-user@ip-172-31-23-189 ~]$ cd /var/ここはそれぞれ違います/[アプリ名]
[ec2-user@ip-172-31-23-189 <アプリ名>]$ cd shared/config

そうしたら、本番環境上でmaster.keyを作成します

[ec2-user@ip-172-31-23-189 config]$ vi master.key
# ローカル環境のmaster.keyの値を入力
fsdgagaf08deg424~~~~~

画像だと下記のような画面になります。

スクリーンショット 2020-01-18 18.20.47.png
『 i 』を押すと----INSERT-----と表示がされて、文字入力ができます。
ここにコピーしたローカルのmaster.keyの値を貼り付けします。

『 esc 』ボタンを押した後、:wq入力して保存します

これで本番環境でもmaster.keyが設定されています。

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