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【2025年04月版】AI時代の自己防衛、仮想環境でAIエージェントを安全に使う環境構築メモ【macOS + Ubuntu】

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はじめに

昨今、AI・AIエージェントといっしょにプログラミングをする流れになりました。気づけば、プログラミングの現場にはAIエージェントが当たり前のように入り込んできています。

でも、AIエージェントがどんどん高機能になるにつれて、ちょっと怖くなってきました。知らないうちに、

  • AWSのAPIキーをGitHubにアップロードされていて高額請求。。。
  • PC上の家族写真をアップロードされていた。。。

みたいな不安感が押し寄せてきます。

どんなに賢くても相棒のAIには安全管理が必要では?というわけで、AIエージェントを隔離して安全に作業できる環境を作ることにしました。VM(仮想マシン)でサンドボックスを組んで、AIとの適度なソーシャルディスタンスを確保する作戦です。

今回は、macOS上でのAIエージェントとの協業を想定しています。構成はこんな感じです。

この記事では、VMの実行環境に、Parallels 20 を利用しています。

VM実行環境のインストール

おすきなものをご用意下さい。

  • VirtualBox (無料)
  • VMWare Fusion (個人利用には無料)
  • Parallels Desktop
  • UTM (無料)

Ubuntu 24.04 Desktop のインストール

ISOをダウンロードして、インストール、または、VMのイメージを取得してインストールしてください。

image.png

Ubuntu 24.04 Desktopでのツールの準備

日本語入力環境の準備

こちらを参考にしてください。

わたしは、shift+ctrol+space で IMEの ON/OFF を設定しています。

ブラウザのインストール

Chrome

Chromium Browserをインストール

こちらを参考にしてください。

Firefox

Ubuntu24.04 Desktop にはデフォルトで入ってます。

VSCodeのインストール

VSCode公式から、ダウンロードします。

ここでは、code_1.98.2-1741787947_arm64.deb がダウンロードできたとします。

sudo dpkg -i ./code_1.98.2-1741787947_arm64.deb

ターミナルからは、code で起動できます。

Cursorのインストール

AppImageから起動できるようにします。

sudo apt install libfuse2

Cursor公式から、ダウンロードします。

ARMを選択しましょう。

image.png

ここでは、Cursor-0.48.6-aarch64.AppImage がダウンロードできたとします。

ホームディレクトリにApplicationsディレクトリを作成して、そこへ配置することにします。

mkdir ~/Applications
mv ~/Downloads/Cursor-0.48.6-aarch64.AppImage ~/Applications/cursor.AppImage
chmod +x ~/Applications/cursor.AppImage

以下のコマンドで起動します。

~/Applications/cursor.AppImage --no-sandbox

~/.bashrcなどに、aliasを入れておくと起動が楽です。

alias cursor='~/Applications/cursor.AppImage --no-sandbox'

ターミナルからは、cursor で起動できます。

リンク

さいごに

AIエージェントとの共存は、便利さとリスクが表裏一体であることを痛感させられます。高機能な相棒だからこそ、安全管理が何より重要です。今回は仮想環境を活用して、物理的にリスクを分離することで、安心してAIエージェントを活用できる環境を整えました。

今後も技術の進化に伴い、新たなリスクが発生するかもしれませんが、常にセキュリティ意識を持ち、柔軟に対応してい駆使性が大事かと思います。AIエージェントをより安全に、そして快適に使いこなしていくための一助になれば幸いです。

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