このガイドでは AI Chatbot, Agents & MCP for Amazon Bedrock を設定し、WordPress サイトが自分のページの内容から、参照したページへのリンクつきで訪問者に答えるようにします。モデルは Amazon Bedrock の Claude などを使います。
AWS アカウントがなくても、まずプラグインの WordPress.org ページにある ライブプレビュー で試せます。ブラウザー内で小さなパン屋のサイトが動き、チャットはサイトのページから質問に最も合う一節を引用して答えます。
始める前に
- Amazon Bedrock を使える AWS アカウント。アカウントのプランと Bedrock へのアクセス条件を確認してください。AWS が一部のお客様に順次提供している新しいサインアップ方式では無料利用枠に含まれます(マルチリージョン・クロスリージョンの機能は使えません)。新しく AWS 無料利用枠アカウントを作成すると、すぐに 100 ドルのクレジットが付与され、さらに最大 100 ドルを獲得できます(6 か月で最大 200 ドル)。有料プランにアップグレードすると、残りのクレジットは AWS の請求に充当されます。
- WordPress 6.4 以降、PHP 7.4 以降。
- Bedrock は使った分だけ課金されます。チャットを一般公開する前に Amazon Bedrock の料金 を確認し、AWS Budgets を設定してください。
1. プラグインをインストールする
WordPress の プラグイン > 新規追加 で Amazon Bedrock を検索し、AI Chatbot, Agents & MCP for Amazon Bedrock をインストールして有効化します。
2. リージョンとモデルを選ぶ
AI Chat Bedrock > 設定 を開き、AWS リージョンとモデルを選びます。アカウントで必要な場合は、Amazon Bedrock コンソールで同じリージョンのそのモデルへのアクセスを有効にします。アジアパシフィック(東京)も選べます。
3. Bedrock に接続する
次のどちらかを選びます。
- サーバーの IAM ロール(EC2・ECS・EKS ではこちらを推奨)。 認証情報は空のままにします。サイトが使うモデルだけを呼び出せる IAM ロールを、インスタンスまたはタスクに付けてください。設定に合わせた最小権限のポリシーは 診断 に表示されます。
-
Amazon Bedrock API キー(Amazon Lightsail やほかのホスティングなど、それ以外の環境)。 Bedrock コンソールで同じリージョンの API キー を開き、有効期限つきの長期キーを作成して、AI Chat Bedrock > 設定 > AWS 認証 に貼り付けます。キーは暗号化して保存されます。WordPress 7.1 以降では 設定 > コネクター > Amazon Bedrock に貼り付けることもできます。データベースに保存したくない場合は、
wp-config.phpでAI_CHAT_BEDROCK_API_KEYを定義します。
WordPress サイトに AWS の広い管理者権限を与えないでください。
4. 確認する
設定を保存し、ログインしたまま 診断 を実行します。モデルに短い質問を 1 つ送り、その答え、または直すべき点を表示します。
5. チャットを追加する
チャットブロックを挿入するか、ページに [ai_chat_bedrock] を追加するか、全ページにフローティングチャットを表示します。回答は公開済みのページから訪問者の言語で作られ、出典が示されます。ゲストのチャットは有効にするまでオフで、リクエストにはレート制限があります。あわせて 1 日のリクエスト上限も設定してください。
さらに
- WordPress 公式 AI プラグイン。 WordPress 7.0 以降では Bedrock がコアの AI Client のプロバイダーになるため、WordPress AI プラグインの機能が Bedrock で動きます。画像の生成と編集には AI Chat Bedrock > 設定 > モデル で画像モデルを選ぶ必要があります。画像のリクエストは、Bedrock が Stability のモデルを提供している米国西部(オレゴン)に送られます。
-
AI エージェント。 設定 > エージェントとツール で、エージェント向けのサイトの説明、
llms.txt、サイトのコンテンツ機能、WordPress MCP サーバーを有効にできます。エージェント向けに何が有効かは 診断 に表示されます。説明されるのは公開済みの公開コンテンツだけです。
※ 筆者はこのプラグインの開発者です。