記事作成の発端
- Chromebook の Linux 環境が汚れてきたので削除、再作成・・・
- したら、なんか日本語入力がうまくいかない。
- 何が原因かわからない。
- なんとかする。
- した。
相変わらず原因は不明なれど、似たような人が発生した場合を考えて、現在の手順を残しておこう。というのがモチベーションです。
手順
0. Linux 環境を削除してから、本体を再起動
- 削除 >> 再作成、とすると、失敗するケースが多かったため。
- 不要かもしれないけど、念のため。
1. パッケージインストールと fcitx-mozc の自動起動設定
sudo apt update && sudo apt upgrade -y
sudo apt install -y fcitx-mozc
echo "/usr/bin/fcitx-autostart" >> ~/.sommelierrc
2. 日本語フォントインストールとロケール設定
sudo apt install task-japanese locales-all fonts-ipafont -y
sudo localectl set-locale LANG=ja_JP.UTF-8 LANGUAGE="ja_JP:ja"
source /etc/default/locale
3. 環境変数の設定
- 以下のコマンドでファイルを作成&編集画面に移行し、
sudo -e /etc/environment.d/fcitx.conf
- 以下の文字列を入力
- 入力ツールは
vi
が使用される。
GTK_IM_MODULE=fcitx
QT_IM_MODULE=fcitx
XMODIFIERS=@im=fcitx
GDK_BACKEND=x11
4. Linux シャットダウン&IME コンフィグ設定
- ここで必ず Linux を終了させる。ターミナルアイコンの右クリックから『Linux をシャットダウン』
- シャットダウン後にターミナルを再度起動、IME 設定で fcitx を選択
im-config &
5. 再度 Linux シャットダウン& fcitx コンフィグ設定
- 念の為、ここでも Linux を終了させる。
- 再起動後、以下のコマンドで fcitx のコンフィグを起動、Mozcを追加
fcitx-configtool
6. 全て完了後、Linux アプリケーションで日本語入力を確認
- デフォルトの Linux ターミナルアプリは、現在だと何もしなくても日本語入力可能となっている。
- ので、
mate-terminal
などをインストール、起動して、IME 切り替えができるか確認する。
遭遇するかもしれない失敗パターン
1. IME 切り替えが有効化されない
- 全角・半角キーや
Ctrl+Space
を入力しても、IME が切り替えできない状態になる。 - このパターンは、fcitx-mozc のコンフィグ設定で、最初から Mozc が登録されている場合が多かった。
- 対処には Linux を削除して再インストールが必要
2. 正常に日本語入力できない
- 日本語入力をすると、変換候補が出現せずに一文字ずつ変換が確定されつつ入力されていく状態になる。
- 日本語化が正常ではない可能性もあるが、Linux アプリケーションが ChromeOS 上の Linux での日本語入力に対応していない可能性もある。
-
mate-terminal
であれば、確実に日本語入力に対応しているので、インストールして原因の切り分けを行う。 -
mate-terminal
でも日本語入力が正常ではない場合は再インストールが必要