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RTX 5000シリーズ(Blackwell)でComfyUIを動かす方法

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Last updated at Posted at 2026-03-07

(2025年3月時点の情報です。) この記事はRTX 50xxシリーズ(Blackwell)特有の問題に対応するための手順です。RTX 40xx以前のGPUをお使いの方には不要な手順です。

この記事を書いた背景

ROG Strix RTX 5070を購入してウキウキで色々と試していたところ、StabilityMatrixのComfyUIやStable Diffusionが動かなくなりました。

購入当日に「RTX 3060のままの方が良かったかも…」と後悔する羽目に。

同じ状況で困っている方のために、RTX 5070で動作した方法を備忘録としてまとめます。


対象環境

項目 内容
OS Windows 11
GPU NVIDIA GeForce RTX 5070(RTX 50xx シリーズ全般)
フロントエンド管理 StabilityMatrix
フロントエンド ComfyUI(推奨)

背景・原因

RTX 5000シリーズ(Blackwell)は CUDA Compute Capability sm_120 を使用しています。

PyTorchの安定版(stable)は sm_90 までしか対応しておらず、そのまま起動すると警告やエラーが発生してGPUを認識しません。

解決策: PyTorchを Nightlyビルド(CUDA 12.8対応) に差し替えることでGPUを正常認識させます。


事前準備

1. NVIDIAドライバーの更新

NVIDIAの公式サイトから最新ドライバー(バージョン 570以降)をインストールしてください。

インストール後、以下のコマンドでバージョンを確認します。

nvidia-smi

CUDA Version: 12.8 以上が表示されていればOKです。

2. StabilityMatrixのインストール

未インストールの場合、公式GitHubからダウンロードしてインストールしてください。


手順

Step 1:StabilityMatrixでComfyUIをインストール

  1. StabilityMatrixを起動する
  2. 「+パッケージの追加」から ComfyUI を選択してインストールする
  3. インストール完了後、一度起動して立ち上がることを確認する(この時点でGPUエラーが出ていてもOK)
  4. ComfyUIを停止する

Step 2:ComfyUIのvenvパスを確認する

StabilityMatrixがインストールしたComfyUIのvenvは以下のパスにあります。

(StabilityMatrixのインストール先)\Data\Packages\ComfyUI\venv\

確認方法: StabilityMatrix上でComfyUIパッケージの「エディタを開く」を使うと、そのディレクトリに直接移動できます。


Step 3:PyTorchをNightlyビルドに差し替える

ComfyUIのvenv内のPythonを使って、PyTorchを差し替えます。

注意: グローバルのPythonやpipは使わず、必ず venv内の python.exe を使ってください。グローバル環境を汚すと他の環境に影響が出ます。

PowerShellまたはコマンドプロンプトで以下を実行します。

# venv内のpython.exeを直接指定して実行
ComfyUIvenvパス)\Scripts\python.exe -m pip install --pre torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/nightly/cu128

実行例(ComfyUIのvenv/scriptにチェンジディレクトリした場合):

D:\StabilityMatrix\Data\Packages\ComfyUI\venv\Scripts> .\python.exe -m pip install --pre torch torchvision torchaudio --index-url https://download.pytorch.org/whl/nightly/cu128

完了まで時間がかかります。安定した回線環境で実行してください。


Step 4:インストール確認

差し替えたPyTorchがsm_120を認識しているか確認します。

venvパス)\Scripts\python.exe -c "import torch; print(torch.version.cuda); print(torch.cuda.get_arch_list())"

出力に sm_120 が含まれていればOKです。


Step 5:ComfyUIを起動して動作確認

StabilityMatrixからComfyUIを通常どおり起動します。

起動ログにsm_120に関する 警告が出ていなければ、GPUが正常に認識されています。あとはいつもどおり使えます。


トラブルシューティング

venvが壊れた・依存関係がカオスになった場合

venvを削除して作り直すのが最も早い解決策です。

  1. StabilityMatrix上でComfyUIをアンインストール
  2. Data\Packages\ComfyUI フォルダが残っていれば手動削除
  3. 再インストールして Step 3 からやり直す

まとめ

ステップ 内容
Step 1 StabilityMatrixでComfyUIをインストール
Step 2 venvのパスを確認
Step 3 PyTorch Nightly(cu128)に差し替え
Step 4 sm_120の認識を確認
Step 5 ComfyUI起動・動作確認

RTX 5000シリーズはまだ対応が進んでいる最中なので、PyTorchの安定版が正式対応したら差し替えコマンドは不要になるはずです。それまでの暫定対応として参考になれば幸いです。


参考リンク

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