Python のバージョン管理( 使い分け )には pyenv を使うのが、定番のようですが、
基本的に、最新のものしか使わないのであれば、Homebrew でインストールして、管理してしまうというのもアリなのではないでしょうか?
仮に、特定のバージョンの Python 環境が必要になった場合には、Docker を利用するのがオススメです。
Docker さえ使いこなせれば、どんな環境でも必要に応じて使い分けられますからね。
% docker run --rm python:2 python -V
Python 2.7.18
ちなみに、M2 MacBook Pro1 にプリインストールされていた Python のバージョンは、以下の通り。
% python3 -V
Python 3.9.6
次の PATH にあるようなので、一応、覚えておきましょう。
% which python3
/usr/bin/python3
もしかすると、何らかのエラーを解決するために、デフォルトのものを使うように気を遣わなければならない場合などもあるかもしれません。
というわけで、次の記事で「 最新の Git を Mac にインストール 」した時と同様に、
次のコマンドを実行して、インストールしておけば、
% brew install python
以後、バージョンを上げる際には、次のようなコマンドを実行するだけで、簡単にアップグレードできます。
% brew upgrade python
Homebrew のインストールについては、公式サイトを参照してください。
今回、利用した Homebrew のバージョンは、以下の通りです。
% brew --version
Homebrew 4.0.16
Homebrew/homebrew-core (git revision 15bc37bb1ce; last commit 2023-02-17)
Homebrew/homebrew-cask (git revision b17568b22a; last commit 2023-02-17)
ちなみに、次のコマンドを実行すれば、Homebrew 自体をアップデートできます。
% brew update
ただし、インストールした直後だと、新しい方の Python は、まだ認識されていないかもしれないので、ターミナルを再起動するか、新しいウィンドウを開くか、
あるいは、次のようなコマンドを実行するなどしてみてください。
% exec $SHELL -l
これで、改めてバージョンを確認してみれば、ちゃんと新しくなっているはずです。
% python3 -V
Python 3.11.3
また、以下のコマンドを実行するなどして PATH を追加しておけば、python
や pip
などのシンボリックリンクも利用できるようになるので、便利かもしれません。
% echo 'export PATH="$(brew --prefix python)/libexec/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
% source ~/.zshrc
これで、python3
と書かなくても python
だけでコマンドを実行できます。
% python -V
Python 3.11.3
Homebrew と Python の詳細については、次のページを参照してください。
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MacBook Pro (14-inch, 2023)・macOS Ventura 13.3.1 ↩