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気になるあの上司は何時まで仕事をしているの?調査しよう。 Part I: データ取得編 (Slack API)

Last updated at Posted at 2021-07-28

注意

この記事は Slack の在籍状況を DB 等に保存し、そこから勤務時間帯を分析するという企画です。
Slack では 1 つのアカウントで複数のワークスペースを管理することができるため、オンライン状態でも趣味のコミュニティにいた、なんてこともあります。
決して 「Slack がオンライン = 仕事している」ということではない ので、あくまで参考程度にお願いします。

目次

概要

今回は Slack の在籍状況を API を利用して取得するセクションとなります。

Slack には Slack API という API が提供されており、チャンネルにメッセージを投稿したり、bot のようなものを作成したりと、様々なことができます。
今回は API の中に「ユーザのオンラインステータスを取得する」メソッドがありますので、それを使うことにします。

前提条件

  • curl コマンドが実行できるターミナル等がある
  • Slack を利用している

手順

トークンを取得する

まずは Slack API にアクセスし、上部の Your apps をクリックします。

slack_api_top.png

ここで Slack にまだサインインしていない場合はサインインしてください。

Your Apps の画面になったら、 Create an App をクリックします。

create_an_app.png

モーダルが表示されたら From scratch をクリックします。

from_scratch.png

アプリ名とアプリを作成するワークスペースを選択し、 Create App をクリックします。

name_app_choose_workspace.png

今回、「ユーザのオンラインステータスを取得する」ための権限設定を行いますので、 Permissions をクリックします。

permissions.png

画面を下にスクロールして Scopes の項を見つけたら、 Bot Token Scopes の Add an OAuth Scope をクリックし、出てきたダイアログで users:read を選択します。

(今回使うメソッドは Bot Token Scopes でも User Token Scopes でもどちらでも構いません。 users:read の権限があれば動きます。)

users_read.png

権限の追加が終わったら、画面上部に移動し、 OAuth Tokens for Your Workspace の中にある Install to Workspace をクリックします。

install_to_workspace.png

インストールが終わると、以下のようにトークンが表示されていますので、 Copy を押してメモ帳等に貼り付けておいてください。

copy_token.png

調査したいユーザの ID を取得する

トークンの取得が終わったら、 Slack をアプリまたはブラウザで開き、調査したいユーザのプロフィールを開きます。

プロフィールは、会話中の名前をクリックするか、ユーザのダイレクトメッセージ画面に移動して画面上部の名前をクリックし、 View full profile をクリックすると画面右側に表示されます。

プロフィールが表示されたら More -> Copy member ID の順にクリックし、メモ帳等に貼り付けておいてください。

copy_user_id.png

API の動作テストをする

API のトークンとユーザ ID が取得できましたので、 API の動作確認を行います。

今回使用するメソッドは users.getPresence です。

ターミナルで以下のコマンドを実行し、動作確認します。

なお、 xoxb-1234-56789abcdefghijklmnop の部分をトークンに、 W1234567890 の部分をユーザ ID に書き換えてください。

curl -X GET -H 'Authorization: Bearer xoxb-1234-56789abcdefghijklmnop' \
https://slack.com/api/users.getPresence?user=W1234567890

実行すると以下のような結果が返ってきます。

成功(オンラインの場合)

{"ok":true,"presence":"active"}

成功(オフラインの場合)

{"ok":true,"presence":"away"}

失敗した場合(例)

{"ok":false,"error":"internal_error"}

次回予告

今回はここまでです。

次回は API を定期実行して結果を保存する仕組みを構築します。

Part II: データ保存編 (AWS Lambda/CloudWatch)

余談

そういえば先週 Salesforce が Slack の買収を完了したらしいですね! (2021/07/21)

Salesforce のプレスリリースは こちら

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