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法人で Apple Developer Program / Google Play Console に登録した話

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Last updated at Posted at 2026-04-22

この記事はClaudeにドラフトを書いてもらって、それを修正しております。

はじめに

BtoB SaaS のアプリ開発で、法人として Apple Developer ProgramGoogle Play Console の両方にアカウント登録することになりました。

両ストアへの法人登録は完全に初めて。

本記事では、両ストアに並行で申請した実体験をもとに、

  • 両ストアに共通する事前準備
  • Apple Developer Program での実際のハマりどころ
  • Google Play Console での実際のハマりどころ
  • これから法人登録する人が社内で事前に決めておくべきこと

を自分への備忘録として残します。

2026/4/23時点では、Apple は「申請済み・承認待ち」、Google は「本人確認完了・承認済み」のステータスです。Apple 側の進捗も続報として追記予定です。


登録前に揃えておくべき共通の前提

AppleもGoogleも、法人登録では基本的に同じような情報が求められる。先にここを固めておくと後の作業が一気に楽になる。

1. D-U-N-S 番号

両ストア共通で、法人を一意に識別するための D-U-N-S 番号が必須です。

  • 既に取得済みの企業であれば、そのまま使える
  • 未取得の場合は D&B(Dun & Bradstreet)に申請が必要
  • 無料申請の場合、発行までに数日〜2週間ほどかかるのが一般的

今回はすでに取得済みだったので、今回ここは詰まりませんでした。もし未取得の場合はまずこの申請から始めないと、後工程が全て止まるので要注意。

2. 法人の英語表記

両ストアの申請画面はほぼ英語入力なので、法人の英語表記を決めておく必要があります。重要なのは、基準は登記簿謄本ではなく「D-U-N-S (D&B) に登録されている情報」だという点です。
両ストアとも公式ヘルプに、

  • Apple: 申請時の法人名(legal entity name)は D-U-N-S 申請時のスペル・スタイルと一致させる
  • Google: Google Payments profile の法人名・住所と D&B プロファイルを一致させる

と明記されています。つまり D&B の登録文字列と 1 文字でもズレる(カンマの有無、Co., Ltd. vs Inc. の違いなど)とエラーになるということ。
申請前に D-U-N-S ルックアップツールで自社の登録内容を確認しておくのがおすすめです。
ちなみに会社名のサフィックスはこんなバリエーションがあります:

表記 意味
Co., Ltd. 有限会社のニュアンスで日本の株式会社に多用
Inc. Incorporated。米国で一般的
K.K. Kabushiki Kaisha の略。直訳
Corp. / Corporation 大企業でよく使われる

3. 代表者情報と本人確認

どちらのストアも、代表者(または権限のある担当者)の本人確認が求められます。

  • 代表者の氏名(ヘボン式ローマ字が無難)
  • 本人確認書類(運転免許証・パスポートなど顔写真付きのもの)

4. 部署・役職の英語表記

申請フォームには担当者の部署・役職の入力欄があります。厳密にどう書くかの正解はないのですが、今回はシンプルに Staff で統一しました。

複雑な組織階層を無理に英訳しようとすると沼るので、正社員であれば Staff、役員であれば Director / CEO 程度の粒度で十分だと判断しています。

5. 法人用クレジットカード

  • Apple: 年額 99 ドル
  • Google: 初回のみ 25 ドル

どちらも法人用クレジットカードで支払うのがおすすめです。個人カードで一度払うと、経費精算や年度更新のタイミングで面倒になります。

6. 法人ウェブサイト・法人メールアドレス

  • 会社概要・連絡先が記載された法人ウェブサイト が必要
  • 法人ドメインのメールアドレス も用意しておく(フリーメールは避ける)

Apple Developer Program 編

アカウント種別は Organization

個人ではなく Organization(組織) で登録します。個人 → 組織への切り替えはできないので、最初から Organization で申請するのが正解です。

Apple ID をどう用意するか問題

ここが一番悩みました。選択肢は主に 3 つ:

  1. 代表者の個人 Apple ID を流用
  2. 会社の共用 Apple ID を新規作成
  3. 既存の会社用 Apple ID を使う

今回は「2. 会社共用の新規 Apple ID を新規作成」を選択しました。

なぜ共用の新規 Apple ID にしたか

個人 ID を使うと、

  • 退職・異動時の引き継ぎが非常に面倒
  • 認証情報が個人に紐づくので属人化する
  • 個人のプライベート情報と混ざる

というリスクがあります。共用 ID であれば、人が変わってもアカウント自体は会社資産として残せます。

共用 Apple ID を新規作成するときは、運用ルールを先に決めておくのが必須です:

  • パスワード管理は誰がやるか(パスワードマネージャー必須)
  • 二段階認証の受信端末・受信電話番号
  • 復旧連絡先の設定

二段階認証の電話番号をどうするか

共用 Apple ID を作ると避けて通れないのが二段階認証の電話番号です。

選択肢 メリット デメリット
代表者の個人携帯 すぐに受信できる 退職時に引き継ぎ必須
代表電話 属人化しない SMS を受けにくい、転送設定が必要

これは一長一短で、正解はありません。今回は現状、代表者の個人携帯で受けつつ、将来的な切り替え手順を社内ドキュメント化しておくという運用に落ち着きました。

役員交代・担当者交代を見据えた設計

Apple Developer Program の登録は一度やって終わりではなく、数年単位で運用し続ける資産です。

申請のタイミングで、

  • 代表者が変わったらどうするか
  • 担当者が退職したら認証情報をどう引き継ぐか
  • 支払いカードが切り替わったらどう更新するか

までざっくり決めておくと、将来の自分(または後任)が救われます。

英語表記のゆらぎで悩んだ

申請フォーム上では、会社名・住所・代表者名などすべて英語入力です。前述の通り、会社名サフィックスを Inc. で統一し、住所もヘボン式ベースで番地→町名→市→都道府県→国の順で記入しました。

現在のステータス

申請済みで Apple からの承認待ち、という状態です。承認された後の流れも随時追記予定。


Google Play Console 編

アカウント種別は組織/企業

Google Play Console も 組織/企業アカウント で登録します。個人アカウントから組織アカウントへの切り替えはできないので、こちらも最初の選択が重要です。

Google アカウントをどう用意するか

Apple ID と同じ議論になりますが、会社共用の新規 Google アカウントを作成する方針にしました。理由は Apple と同じで、属人化を避けるためです。

Google は Apple より確認項目が多い印象

Google の方が書類提出は多めです。公式ヘルプによると、組織アカウントの検証では以下が要求されます:

  1. D-U-N-S 番号による組織検証
  2. 代表者の本人確認(政府発行の写真付き身分証)
  3. 組織を証明する公式書類(会社登記証明書・税務当局発行の書類など、信頼できる当局発行のもの)
  4. Google Payments profile の法人名・住所が D&B プロファイルと一致

【追記】日本語の法人税納税証明書でそのまま通りました

事前に調べていた時点では「登記簿謄本の英訳が必要になりそう」と構えていたのですが、結論、日本語の法人税納税証明書をそのまま提出して数日以内に承認されました

  • 提出した書類: 法人税の納税証明書(税務署発行)
  • 言語: 日本語のまま(英訳なし)
  • 期間: 申請から承認まで数日

ポイントをまとめると:

  • Google が求めているのは「信頼できる当局発行の、法人名と住所が分かる書類」であって、必ずしも登記簿謄本である必要はない
  • 税務署発行の納税証明書は「信頼できる当局発行」の条件を満たす
  • 日本語のままで通ったので、英訳の手配で足踏みしている人は、まず日本語のまま出してみるのが早い

もちろんこれは我が社のケースで、書類の記載内容(法人名・住所)が D&B プロファイルと一致していたからこそスムーズに通った可能性が高いです。D&B 側の登録情報と、提出する書類に書かれている法人名・住所が一致しているかを事前に確認しておくのは引き続き重要です。

現在のステータス

本人確認まで完了、申請承認済みです(2026年4月)。


Apple vs Google 費用比較

シンプルに費用だけ並べると以下の通り:

項目 Apple Developer Program Google Play Console
登録料 年額 99 USD(更新必要) 初回 25 USD のみ(買い切り)

長期運用するなら Google の方が安い計算になりますが、Apple 側の審査・配信エコシステムも踏まえて BtoB SaaS では両方必須、という判断になりました。


これから法人登録する人へのアドバイス

最後に、申請開始前に社内で決めておくとスムーズなことを整理しておきます。

申請開始前のチェックリスト

  • D-U-N-S 番号は取得済みか? 未取得なら、まず D&B での申請から
  • D&B に登録されている法人名・住所を確認(Apple/Google の登録はこれと完全一致が必要)
  • Apple ID / Google アカウントは個人か共用か を先に決める(おすすめは共用)
  • 二段階認証の受信先(個人携帯か代表電話か)を決める
  • 法人用クレジットカードの準備(個人立替は避ける)
  • 法人ウェブサイトに会社概要・連絡先がきちんと載っているか
  • 法人メールアドレスがあるか(フリーメール NG)

おわりに

Apple / Google の法人アカウント登録は、必要書類は多いが、1つずつ潰していけば特別難しい作業ではないという印象です。ただし、英語表記・共用アカウント運用など「社内調整が必要な論点」が意外と多いので、技術だけでなく社内調整まで含めて進められる PM/エンジニアだと強いな、と感じました。

承認待ちのステータスが進んだら本記事にも追記していきます。同じように法人登録を控えている方の参考になれば幸いです。

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