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WindowsでEtherCATと通信してみる(1)

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この記事は・・・同人誌になるかもしれません。主に同人誌向けのネタメモです。
何回か続きます。(多分)

■ 開発の事前準備(Windows)

◇ Visual StudioのC++コンパイラをインストール

https://visualstudio.microsoft.com/ja/vs/features/cplusplus/
Community 2019 でOK。
※再起動が必要です。

◇ cmake のインストール

◇ Npcap のインストール

https://nmap.org/npcap/
Npcap 1.50 installer

■ SOEMの環境構築

今回ご紹介するライブラリは、Simple Open Source EtherCAT Master (略してSOEM )という、ほぼ標準的な位置にありますライブラリを試したいと思います。
Githubより、以下のリポジトリをクローンしてきます。

git clone https://github.com/OpenEtherCATsociety/SOEM.git
cd SOEM
mkdir build
cd build
cmake .. -G "NMake Makefiles"
nmake

■ slaveinfoを試してみる。

slaveinfoを試してみたいと思います。Windowsで実行する際はクセがあります。

実行はコンソールで行いますが、権限などの関係で「Visual Studioに付属している Developer Command Prompt for VS 2019」を使用します。
※これはなぜ? 良く分からないけど、管理者権限よりも上の権限で実行されるみたいです。

スクリーンショット 2021-09-01 011503.png

以下のディレクトリへ移動します。(linuxと書いてあるけど仕様みたい)

cd .\test\linux\slaveinfo\

ディレクトリの中にexeがあるいので、それを実行します。

.\slaveinfo.exe

実行すると、警告ダイアログが表示されます。(権限が厳しくなった?)
はいを押すと実行されます。
スクリーンショット 2021-08-31 222101_LI (2).jpg

セキュリティ意識少し高い系なので、雑に隠しましたが、PCに接続されたNICが表示されます。

.\slaveinfo.exe \Device\NPF_{xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx}

のように、後ろにNICを入力すると、そのNICカードに対して実行されます。

上手くいくと、以下のような出力がされます。

スクリーンショット 2021-08-31 230423.png

次回、もう少し詳しく。

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