第5話 ゴールまでの道筋
前回までの話題
"自作の組込みマザーボードを作って自作のコンピュータを作りたい"
第1話は以下より
https://qiita.com/nonNoise/items/c4800ac35c529c04e941
第2話は以下より
https://qiita.com/nonNoise/items/01427a281ceb7bdc0238
第3話は以下より
https://qiita.com/nonNoise/items/e4bcb08c4e86ab87d0d5
第4話は以下より
https://qiita.com/nonNoise/items/2130af358abaac70f270
現在の開発状況
現在開発中のボードは、SAM9X60 になります。
項目 | スペック |
---|---|
CPU | AT9シリーズ ARM926EJ-S |
ビット幅/コア数 | 32bit 1コア |
クロック | 600MHz |
RAM | 最大128MB |
ROM | 無し(外部回路にて) |
狙ってたCPUの中では最弱で古いコアを使っています。
ただ、チップの生産は2020年という、**我生きてたのか!**事案である。
とりあえず、回路図が出来、基板の配線を進めているが、先が長い気がしますので、
工程についてまとめておきます。
自作コンピュータを作るまでの工程
とりあえず、自作コンピュータへの工程をまとめてみる。
ボードの作成
・基板発注
・部品実装
・電源投入
ボード到着後の内容
・CPU内蔵Bootローダーの動作確認
・評価ボード用のU-Bootのインストール
・評価ボード用のLinuxのインストール
・色々Linuxで遊ぶ
カスタムボードへの道
・U-Bootのカスタム
・U-Boot用のデバイスツリーの確認
・Linuxのカスタム
・Linux用のデバイスツリーの編集
・動作確認
・必要ならばドライバ作成
自作コンピュータの完成
・オリジナルのU-Boot用のイメージファイル
・オリジナルのLinux用のイメージファイル
・オリジナルのボード
・オリジナルボードの販売開始!
正直、後半のU-BootカスタムやLinuxカスタムがものすごく難しいように思える。
通常は、メーカーがある程度評価するためのOSというものを用意しているが、
それはメーカーの都合に合わせた物だったりします。
その為、必要ないのに宣伝のためについている機能や、需要が無いから削った機能等があります。
そのメーカーが提供したもので満足する方は、正直最初から評価ボードを買う事が良いと思います。
ここは・・・自分が使いたい機能を使うために作っているという節があります。
** CPUにはEthernet x2と書いてあるのに!
なぜボードには1ポートしかないのか!!
2ポートあれば面白いじゃないか!!!**
とりあえず、ボードを作って動くのを確認したら・・・**共同開発者募集!**とかしましょうか。
今回のSAM9X60は2020年登場なだけあって、ネットの世界にもあまり情報が無いチップです。
なので、今触ると世界中から興味を惹かれる可能性があったりなかったり。
まぁ面白そうなので、この先も頑張っていこうかと思います~
次回は・・・
基板が届くまでないかなぁ。焦らず頑張ります~