Mutagenはいいぞ!と言い続けていますが、Docker Extension化されて導入が超簡単になりました。
無料版では1つしかキャッシュディレクトリを選べない制限があるものの以前より大分楽になったはずです。
導入
https://mutagen.io/documentation/docker-desktop-extension
に全部書いてあります。
インストール
Extensions Marketplaceにはないぽいのでコマンドからインストールします。
docker extension install mutagenio/docker-desktop-extension:latest
Mutagenを別にインストールする必要はありません。
Create Cache
Docker Desktop → Dashboard → Extensions → MutagenからCreate Cacheを押します。
キャッシュはDockerにマウントするディレクトリを選んでおきます。
無料版は1つしかキャッシュを作れないのでリポジトリルートを選ぶなど少し広めに設定すると良いかもしれません。
しばらく待ちWaiting for filesystem changesと表示されたら使える状態になっています。
dockerコマンド
普段のdockerコマンドにcontextをつけることでmutagen cacheが有効になります。
docker composeでも有効です。
docker --context=desktop-linux-mutagen compose up -d
docker compose down
以下のようにaliasを作っておくと mc up -d
のようにコマンドが短くなるのでオススメです。
alias mc='docker --context=desktop-linux-mutagen compose'
ハマったところ
- 複数のMutagen Cacheを作りたい
無料版Extensionは1つしか作れません。Cacheを消して1つをうまく使うか、従来のmutagen composeを使うか、お金を払いましょう。 - up時にmutagen関連のエラーが出た
Mutagen Extensionの画面を開いてみましょう。Extensionが動いていなかったり何かエラーが出ているかもしれません。
最後に
VirtioFSで早くなったみたいな話も見ますが直構築に比べると明らかに遅いです。
Mutagenなら違和感のないレベルで早くなるのでぜひ試してみてください。