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お得なナイト8向けに、翌日の日照予測で蓄電池設定を自動化してみた(Codex + Google Cloud)

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Last updated at Posted at 2026-05-02

はじめに

電力契約が「お得なナイト8」系(夜間が安く、昼間が高い)だと、蓄電池の設定次第で体感コストがかなり変わります。
うちはまだ売電契約が完了していない時期があり、まずは「自家消費を最大化」したい前提で運用していました。

ただ、家庭向けの高度なHEMS/HEMAは導入しておらず、細かいAI制御までは手が届かない状況でした。
一方で、Web画面からなら手動で設定を変えられるので、「手動でできるなら、自動化しよう」という発想で、翌日の日照予測を使って蓄電池設定を決める仕組みを作りました。

何を作ったか(ざっくり)

毎日 23:0007:00 に処理を分けています。

  • 23:00
    • 翌日の日照予測を取得
    • モニタリングサービスにログインしてCSV稼働データを取得
    • 翌朝7時時点の目標SOCを計算
    • 夜間帯(23:00-07:00)はグリーンモードのまま、06:00終了で必要充電量を逆算して設定を登録
  • 07:00
    • 日中は自家消費優先に寄せるため、グリーンモード系へ切替
    • SOC下限は0%で、朝〜昼の発電が弱い時間帯でも放電可能な状態に調整

この運用ロジックに加えて、ダッシュボードも作り、

  • 日照予測 vs 実績
  • 自家消費kWh(日/累計)
  • 節約額(日/累計)
  • 月間推移
  • 蓄電池設定値と実績
    • kWh軸(夜間充電量・太陽光最大蓄電量)と、SOC(%)軸(設定SOC・日終SOC)を分離

をWebで確認できるようにしました。

ダッシュボード画面

ダッシュボード画面

Codexを使ってどれくらいで形になったか

感覚値ですが、約5時間

  1. 自動実行バッチ
  2. 蓄電池設定ロジック
  3. 履歴DB保存
  4. ダッシュボード公開

まで一気に到達できました。
もちろん運用しながら係数調整やUI改善は続きますが、「まず動くものを作る」までの速度はかなり高かったです。

なぜGoogle Cloudにしたか(比較つき)

ローカル(Windowsタスクスケジューラ)運用の良い点

  • すぐ始められる
  • 手元でデバッグしやすい
  • 既存PC資産を使える

ローカル運用の課題

  • PCが落ちる/再起動で止まる
  • 外出時の可観測性が弱い
  • 長期運用で「気づいたら止まっていた」が起きやすい

Google Cloud運用の良い点

  • Cloud Scheduler + Cloud Run Jobsで定時実行が安定
  • ログが標準で追える
  • USリージョン中心なら無料枠内に寄せやすい
  • ダッシュボードをそのままWeb公開しやすい

使い分け結論

  • 開発初期: ローカルで検証
  • 本運用: Google Cloudで定時ジョブ化

この段階移行が一番ストレス少なかったです。

このシステムが向いている人

  • 夜間安価・昼間高価の時間帯別料金プランを使っている
  • 売電よりまず自家消費を重視したい
  • 画面上の手動設定はできるが、毎日やるのはつらい
  • まずは「完全自動AI」より「堅実な半自動」から始めたい

注意点

  • サイト規約に反しない範囲で実施する
  • 認証情報はSecret Manager等に置き、コードへ直書きしない
  • 自動操作は必ずDRY RUN→本番適用の順で確認する
  • 電力単価ロジック(段階単価)は最初に厳密化しておく

実装詳細

実装の詳細・構成・手順はGitHubにまとめています。
ここでは概要だけにして、深掘りはリポジトリ参照にしています。

おわりに

大げさな仕組みを最初から目指すより、
「今あるUIで手動できること」を自動化して、毎日の判断を減らすのが一番効きました。

同じような電力契約の方なら、十分再利用できる構成だと思います。
もしこれから始めるなら、まずはローカルで1週間回して、次にCloud移行が安心です。

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