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新卒エンジニアの情報処理安全確保支援士勉強方法と合格記【令和5年度秋季】

Last updated at Posted at 2024-01-02

はじめに

令和5年度(2023年)秋季の情報処理安全確保支援士(以下、SC)の試験に合格したので、学習方法と所感を記録しておく。

受験時の筆者のプロフィール

  • セキュリティ系のエンジニア 新卒1年目
  • 大学・大学院:情報工学
  • 保持資格:特になし

受験した所感

受験結果

午前1 : 91点 (27/30)
午前2 : 72点 (18/25)
午後 : 80点

受験直後の手応え

午前1,2

自己採点をした点数と同じでした。

午前2が72点と低めの点数になってしまったのは、法規制などのテクノロジー以外の分野の勉強を怠っていたせいです。

午後

午後問題は大問が4つあるうちの2,3を選択しました。公開されている回答と自分の回答を照らし合わせたところ、記述でちょうど4問間違えていたので、記述は1問5点なのかな。

試験直後に自己採点したときは60点前後で怪しいかも、と思っていたのですが全然余裕でした。自己採点とこんなに差が出た理由は後述します。

勉強方法

総勉強時間

150時間程だと思います。
午前1の学習時間を除くと120時間くらい。

教材

情報処理教科書 情報処理安全確保支援士 2023年版 (通称"上原本")
uehara.jpg

勉強手順

1.細かい部分まで読み込む必要はないので、上原本を1周目を通す。

2.支援士の過去問道場を9割以上正答できるまで解く。
※ 正解の選択肢以外でも知らない単語が出てきたら調べる(ネットと上原本)
3.午後1試験の過去問を直近5年分程(10試験)解く。

 ※ 題材にされた技術を調べる

4.午後2試験の過去問を直近3年分程解く。

 ※ 間違えた原因を分析する

5.最新の試験で時間を図りながら解く。

EX.試験1か月前になったら、応用情報の過去問道場を並行して実施。8割くらい取れるようにしておく。

学習のコツ

  • とにかく知らないモノをなくす
    • なんだかんだ知識があればゴリ押しできます。
    • 午前2試験と午後1試験で必要な知識は定着できます。
  • 一つ一つの技術を理解する
    • 午後試験の難しいところはそれぞれの技術について、「仕組み・脆弱性・攻撃方法・対策方法」をしっかり知る必要があるところです。
    • 午後1試験で取り上げられた技術について、上記の部分をまとめると良いです。
  • 間違えた原因を抑えておく
    • SCの午後試験で誤回答をする理由は大体以下の3種類だと思います。
      • そもそも知らなかった
      • 文中から読み取れなかった
      • 答えはわかっているけど、記述できなかった
    • 間違えた原因によって、対策も変わってくるので超重要です。

自己採点の仕方

多くの方が学習するうえで悩みになるのが、午後試験の自己採点だと思います。
年度によって変わるのかもしれないのであくまで私の所感ですが、配点は選択肢・単語記述が2点、記述が5点と考えて採点するのがよいと思います。


それぞれの記述問題については、一意に読み取ることができて内容があっていれば正解とみなしてよいと思います。
 例)
  不正解:FWでIPアドレスを許可する
   正解 :FWで送信元のIPアドレスを許可する

自己採点と実際の結果の差について

私は解答速報などで自己採点した際には、60点前後だと考えていました。しかし、実際に蓋を開けてみると80点でした。
ここで一つ感じたのは、部分的な追加点はあるかもしれませんが、部分的な減点はあまりないのではないか、ということです。
自己採点の際には厳しめにつけるために、記述問題で少しでも怪しい部分があれば減点していました。
ただ、実際の点数を見てみると明らかに間違えたのが記述4問で、その他の記述問題については内容的には概ねあっていたので、こんなことを思った次第です。(あくまで個人的な所感です。)

まとめ

SC試験に限らずですが、問題を解くのではなく、中身をしっかり理解することは大切だと感じます。
間違いに関しても何が原因で間違えたのでアプローチは変わってくるのでそこを分析できると良いと思いました。

少しでも、今後SC試験を受ける方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

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