はじめに
Rを利用する際には、実施する作業ごとに作業フォルダ(ワークスペース)を作るので、作業フォルダを移動させることがあります。
私の場合はRを頻繁に利用するわけではないので、作業フォルダの確認と移動方法について備忘録としてまとめてみました。
作業フォルダの確認
- 現在の作業フォルダ(=カレントディレクトリ)を確認する方法です。
- Linuxに慣れていると
pwd
と入力したくなりますが、getwd()
という関数を使います。
Rのコンソール
# 作業フォルダの確認
getwd()
[1] "C:/Users/NKOJIMA/Documents"
作業フォルダの移動
- 現在の作業フォルダ(=カレントディレクトリ)を移動する方法です。
- やはりLinuxに慣れていると
cd
と入力したくなりますが、setwd()
という関数を使います。
Rのコンソール
# 作業フォルダの移動
# 作業フォルダを「D:\workspace」に移動する。
setwd("D:\\workspace")
# 作業フォルダを移動出来たことを確認する。
getwd()
[1] "D:/workspace"
注意点
- Rでは
setwd()
に限りませんが、Windowsの場合はエクスプローラ上に表示されているパスをそのまま使うとエラーになります。 - 指定するパスの「¥」をエスケープさせて「"D:\\workspace"」とするか、あるいはスラッシュに置き換えて「"D:/workspace"」とする必要があります。
Rのコンソール
# Windowsの場合に起こりうるエラー
setwd("D:\workspace")
エラー: ""D:\w" で始まる文字列の中で '\w' は文字列で認識されないエスケープです