同じ値の羅列や、連続する値の羅列が必要な場合は、Enumerable.Repeat()とEnumerable.Range()を使うと簡単に所望のデータを生成することができます。
for文を使わずに1行で簡単に書けるので、例えば単体テスト用のデータを生成する際にも使いやすいと思います。
同じ値の羅列を生成する
// 要素数が10で、値が「あいうえお」の配列を生成する
var array = Enumerable.Repeat("あいうえお",10).ToArray();
// 要素数が10で、値が「あいうえお」のリストを生成する
var list = Enumerable.Repeat("あいうえお",10).ToList();
連続する値の羅列を生成する
// 5から始まり、7個の連続した値(5,6,7,8,9,10,11)の配列を生成する。
var array = Enumerable.Range(5, 7).ToArray();
// 5から始まり、7個の連続した値(5,6,7,8,9,10,11)のリストを生成する。
var list = Enumerable.Range(5, 7).ToList();
Enumerable.Range()をEnumerable.Select()と組み合わせると、以下のようにfor文を使わなくても少し複雑な処理ができます。
// 「1番目,2番目,...10番目」という文字列を作成する。
var txt = string.Join(",", Enumerable.Range(1, 10).Select(num => num.ToString() + "番目"));
System.Console.WriteLine(txt);
// 1番目,2番目,3番目,4番目,5番目,6番目,7番目,8番目,9番目,10番目