はじめに
職場の社内DNSサーバーでプライマリDNSのゾーン情報を書き換えた後、数時間が経過してもセカンダリDNSのゾーン情報が更新されませんでした。
そこで手動でセカンダリDNSのゾーン情報を更新(再読み込み)する方法を調べたので、それを備忘録としてまとめてみました。
使用するコマンド
retransfer
- マスターサーバからスレーブサーバへにゾーン情報を転送します。
- 以下の
reload
やreload {ゾーン名}
を使ってもゾーン情報が更新されない時に使います。
[root@localhost ~]# rndc retransfer example.com
その他関連するコマンド
reload
- 設定ファイル(named.conf)と、更新されているゾーン情報の再読み込みを行います。
- 「更新されているゾーン情報」とは、SOAレコードのシリアル番号が増えているものを指します。
[root@localhost ~]# rndc reload
reload {ゾーン名}
- {ゾーン名}に指定したゾーン情報だけを再読み込みしますが、更新されていなければ再読み込みされません。
- 「更新されているゾーン情報」とは、SOAレコードのシリアル番号が増えているものを指します。
[root@localhost ~]# rndc reload {ゾーン名}