はじめに
HAL東京高度情報処理学科3年のminakawaです。
先日、「これから情報処理技術者試験を受ける人たちに向けて」という記事を書きましたが、今回は基本情報技術者試験にフォーカスを当てて記事を書きたいと思います。
基本情報技術者試験について
基本情報技術者試験は**「ITエンジニアの登竜門」とIPAのサイトに書かれている通り、ITに関する基本的知識・技能**をもったIT技術者であることを表す資格です。
年に2回(春と秋)に実施され、H28の実績は136,376名の応募に対して合格率は26.6%となっています。
また、基本情報技術者試験はレベル2に属しております。(レベル1はITパスポート)
試験時間・出題形式・出題数(解答数)
午前 | 午後 | |
---|---|---|
試験時間 | 9:30~12:00(150分) | 13:00~15:30(150分) |
出題形式 | 多肢選択式(四肢択一) | 多肢選択式 |
出題数 | 80問 | 13問 |
回答数 | 80問 | 7問 |
午前午後ともに60点以上で合格です。
問題はすべて選択式で、出題内容はテクノロジ系、マネジメント系、ストラテジ系とITに関する幅広い知識を問われます。
詳しくはIPAが出している以下のシラバスを見ましょう。
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/syllabus_fe_ver4_0.pdf
筆者の勉強期間と点数
私はITパスポートを3月に取得しており、その期間からと考えると勉強期間は8か月です。
毎日コツコツ午前問題を解いたりしていた記憶があります。
受験回はH27秋で、点数は午前が「81.25点」午後が「87.00点」でした。
勉強方法
初めに断っておきますが、勉強方法は人それぞれです。あくまで参考として私の勉強方法を記しておきますので参考になれば幸いです。
まず、私のスタイルは「段階を踏む」ことです。基本情報技術者試験までにITパスポートをはじめ、情報検定を受けました。
中には基本情報技術者試験を直接受けて合格すればよいと考えている人もいますが、私はあまりお勧めはしません。
基本情報技術者試験はレベル2の試験なのです。何回も繰り返して試験を受け、段々難しいテストに挑戦していくのがベストだと私は思います。特にITパスポートは一年を通じてほぼ毎日試験を行っているのでお勧めです。
そもそも一発で絶対受かる自信のある人はもうこの記事見なくても大丈夫でしょう。少しでも不安がある方は段階を踏んでみましょう。
使用した参考書・問題集と期間
ITパスポートと情報検定ももちろんテキストを購入したのですが割愛します。
基本情報技術者試験で使用した参考書と期間は以下の通りです。
※期間はかすかな記憶をたどり書いたものなのであくまで参考程度で。
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ITワールド
学校で購入。内容が詳しすぎるので、やりこみすぎに注意。(期間:1か月目~8か月目) -
キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者
おすすめ。自分に合った参考書を一冊やりきることは大切です。(期間:2か月目~4か月目) -
基本情報技術者試験午前問題集
学校で購入。午前はこれで叩き込みましたが、過去問道場でもいいでしょう。(期間:2か月目~8か月目) -
基本情報技術者試験CASL2完全合格教本
選択問題はCASL2を選択すると決めていたのでこの本を選びました。(期間:5か月目~6か月目) -
うかる! 基本情報技術者 [午後・アルゴリズム編] 2017年版 福嶋先生の集中ゼミ
アルゴリズムが苦手(初めての経験)だったのでこの本で集中的にやりました。(期間:6か月目~8か月目) -
iTEC - 基本情報技術者 午後試験対策 (午後問題対策シリーズ)
午後問題はほぼこれで網羅しました。おすすめです。(期間:7か月目~8か月目)
今、基本情報技術者試験を振り返ってみて
かなり基本情報技術者試験対策してたなぁって感想です。
当時はとにかくITの知識に関して無知だったので、がむしゃらだったのでしょう。
ここでの勉強量のおかげでその次の応用情報技術者試験・ネットワークスペシャリスト試験の負担が減ったんだと思います。
基本情報技術者の上のレベルを目指している人は是非ここでしっかりと基礎を作っておくことが大切です。
おわりに
次回の資格試験は4月です。(2017年12月現在)
あと5か月ほどあるので今からしっかり勉強すれば十分合格には間に合うと思います。
大事なことは段階を踏むこと、毎日コツコツ勉強すること、周りに踊らされないことです。
特に周りには「1か月で受かるよ!」とか煽ってくる人もいますが、その人はその人です。自分のペースで頑張りましょう。