概要
- macOS に Homebrew で Java 8 (OpenJDK をビルドした Zulu Community) をインストールする方法を示す
Zulu Community とは
Zulu Community は Azul Systems が配布している OpenJDK ディストリビューション。
Zulu Community Java OpenJDK無料ダウンロード TCKテスト済
Azulは、2023年7月までOpenJDK7のZulu Communityビルドのアップデートを毎四半期に提供し、OpenJDK 8のビルドは2026年3月までアップデートされ、OpenJDK 11のビルドは2027年9月までアップデートされます。Java 9、10、12、15、16のような中間リリースは、最初のリリースから少なくとも6か月はアップデートされます。
Azulはまた、2014年以降のOpenJDK Zulu Communityビルドのアーカイブを保持します。
Zulu Community 8 は2026年3月までサポートされるとのこと。
Zulu Community 8 をインストールする
Zulu Community 8 は homebrew/cask-versions にあるのでこれを使用してインストールする。
$ brew cask install zulu8
java_home コマンドでインストールされたディレクトリの場所を確認する
$ /usr/libexec/java_home -v 1.8
/Library/Java/JavaVirtualMachines/zulu-8.jdk/Contents/Home
環境変数 JAVA_HOME と PATH を設定する
必要に応じて .bash_profile や .bashrc などに記述する。
$ export JAVA_HOME=`/usr/libexec/java_home -v 1.8`
$ PATH=${JAVA_HOME}/bin:${PATH}
インストールされた Zulu Community を確認する
$ java -version
openjdk version "1.8.0_222"
OpenJDK Runtime Environment (Zulu 8.40.0.25-CA-macosx) (build 1.8.0_222-b10)
OpenJDK 64-Bit Server VM (Zulu 8.40.0.25-CA-macosx) (build 25.222-b10, mixed mode)
$ javac -version
javac 1.8.0_222
$ which java
/Library/Java/JavaVirtualMachines/zulu-8.jdk/Contents/Home/bin/java
$ which javac
/Library/Java/JavaVirtualMachines/zulu-8.jdk/Contents/Home/bin/javac
不要になったらアンインストールする
$ brew cask uninstall zulu8