この記事は ex-crowdworks Advent Calendar 2024の6日目の記事です。
はじめに
今年、株式会社クラウドワークスを退職した技術師のハリソン@nisyuuです。買い物は...家から駅に向かうと...ピーコックがあるのですが...外苑西通りを渡ったところにある...肉のハナマサに行きます。肉のハナマサの方が...安いので。
エンジニアとしてクラウドワークステック(旧クラウドテック)というフリーランスと企業をマッチングするエージェントサービスを開発していました。
クラウドワークステック開発チームでは、迎え入れたメンバーに最高のオンボーディングを体験してもらっています。
即戦力がゴロゴロ出るようなオンボーディングです。
そこで今回は、テック開発チームで実践しているオンボーディングの取り組みを紹介します。
オンボーディング管理
オンボーディングは、業務を始めるのに必要なアカウント申請や開発環境の準備、定常業務、各MTGの説明など多岐に渡る内容を含んでいました。
これらはNotionに集約してチェックリスト化し、新しく入ったメンバーに必ず実施してもらっていました。
Notionにはテンプレート機能があるため、やることをテンプレートにしておくと新メンバーが入ったタイミングで簡単にチェックリストを作成できます。
チェックリストはデータベースに格納しておくと、進捗率が表示でき、新メンバーと受け入れ側もオンボーディングがどれぐらい進んでいるか一目で分かるようになります。
また、オンボーディングに必要なPDF資料がある場合は、NotionにアップロードするとダウンロードすることなくNotion上でPDFを閲覧することができます。
オンボーディングを大成功させるために
テック開発チームでは、オンボーディングを大成功させるために下記を取り組んでいました。
- 受け入れ側のやることもチェックリスト化
- メンター制度
- オンボーディングのアップデート
- みんなで自己紹介
- ペアプロ
- 事業の解説
受け入れ側のやることもチェックリスト化
あまり重要視しないことが多いですが、新しく入るメンバーがいれば受け入れ側もやることがあります。
ですが、受け入れ側のやることは管理されていないことが多く、実施することを忘れていた...ということもよくあるのではないでしょうか。
そのため、受け入れ側がやることをチェックリスト化しておくことは、新メンバーのスムーズな業務への取り組りくみにもつながります。
メンター制度
新メンバーには、必ずメンターを付けていました。入社後はやることが大量にあり、疑問や不明点が多く出てくるためサポートするメンバーが付いていました。
メンターがいることで、相談しやすいメンバーができチームに馴染みやすくなることにもつながります。
オンボーディングのアップデート
オンボーディングは作るだけでなく、定期的に見直しが必要です。
新しくやることになった業務や、やらなくなった業務は時が経てば必ず出てくるものです。
オンボーディングのチェックリストや手順書などが古いままだと、業務に障害が出てくる可能性もあり、新メンバーが最悪の入社体験だったと感じるかもしれません。
そのため、オンボーディングを適宜更新するような運用があると受け入れ側と新メンバーの両者にとって安心です。
みんなで自己紹介
新メンバーが入ると、新メンバーだけでなくチームのメンバー全員が自己紹介をしていました。
自己紹介は生い立ち、特技、趣味などをメインにスライドを使って紹介し合っていました。
個人的にはクラウドワークスらしいかなり良い取り組みだったと思っています。
早いタイミングでチームメンバーのことを知ることは、よりチームに馴染みやすくなり仕事上のコミュニケーションのしやすさにも繋がってくると実感しています。
ペアプロ
新メンバーには開発における定常業務や、開発ルールなどを理解してもらう必要があります。
テック開発チームでペアプロを積極的に行なっており、ペアプロが新メンバーへの開発業務サポートを促進する効果もあります。
テック開発チームのペアプロについては、こちらの記事が参考になります。
上の記事では、ペアプロからペアレビューへ進化した話をしていますが、新メンバーには臨機応変にペアレビューの時間をペアプロに割り当てていたりします。
事業の解説
テック開発チームでは、フリーランス、企業、社内のビジネスサイドとステークホルダーが多いシステムを開発していました。
そのため、事業者目線でサービスを理解する必要があり、新しく入社した方には事業についてより知ってもらうための解説をしていました。
全社で取り組んでいるオンボーディング
クラウドワークスでは、入社者対象の全社で取り組んでいるオンボーディングを実施しています。
PCのセットアップや入社手続きなどのオンボーディングはもちろんですが、カルチャーブック説明会というのもあります。
会社の文化や歴史について知ることができる会です。組織の考え方や特有の文化を理解することができるため、自分がどのように組織に合わせて行動していくと良いか学ぶことができます。
仕事の中で迷いが生じたときに、カルチャーブック説明会で学んだことが生きてくることもあります。
おわりに
おそらく私は、あの時のオンボーディングが忘れられないのかもしれません。