はじめに
以前受験したPython3エンジニア認定基礎試験に続いて、Python3エンジニア認定データ分析試験を受験し、合格しました。
合格のための勉強法や受験して思ったことを基礎試験同様まとめていきたいと思います。
そもそもPython3エンジニア認定データ分析試験って?
一般社団法人Pythonエンジニア育成推進協会が実施している民間資格試験です。
2020年春からPythonを使ったデータ分析の基礎や方法を問う試験として始まりました。
受験方式はCBTで全国の試験センターでいつでも受験でき、受験料は1万円(税別)。
筆者のレベル
- プログラミング歴4ヶ月
- 1ヶ月前にPython3エンジニア認定基礎試験合格
- Udemyで関連するコースをいくつか受講
- SIGNATEのBeginner限定コンペを経験、Tier5に昇格
- 実務未経験
出題範囲
「Pythonによるあたらしいデータ分析の教科書」(翔泳社)より出題、とされています。
私は上記教材を利用しましたが、そこまで目新しい情報はないのでなくても大丈夫かもしれません。
というか指定教材は内容も薄く索引が使いにくいので、正直微妙です。
ただし、基礎試験同様指定教材にあるコードがそのまま出たりするので、あると試験には有利です。
(唐突にライブラリに標準で入ってるデータセットの話とかが出てくるので知らないとぎょっとします。)
勉強方法
- SIGNATEのBeginner限定コンペなどに挑戦し、実際に手を動かす。
- 認定スクールであるPrime StrategyとDIVE INTO EXAM※の模試を受験する。
- 理解できていないところがわかるのでチュートリアルやGoogle先生で調べる。
- 調べた内容をまとめてEvernoteに残しておく。
2〜4を繰り返し勉強しました。
※DIVE INTO EXAMの模試は2020年10月に始まったばかりで、まだ誤字がちらほら見られるので注意が必要です。
勉強期間
試験のために集中して勉強したのは丸一週間程度。
試験関係なくデータ分析の勉強をしたのは約50時間程度でした。
受験して思ったこと
実際受験してみてどうだったか?
難易度は?
指定教材をしっかり読み込んだり、実際にデータ分析をした経験がある程度あれば難しくはないです。
基礎試験同様模試のほうがちょっと難しいです。模試と全く同じ問題が出たりもします。
実際にライブラリを触った経験があったほうが圧倒的に理解が早いので一度SIGNATEやKaggleのコンペティションを通してデータ分析に挑戦することをおすすめします。
試験ではメモ用紙が与えられないので、ある程度暗算・暗記が必要です。正直ちょっと焦りました・・・。
良かった点
- 自分が使ったことがないコードやその仕組みを知ることができた
- 試験を意識することで短期間で集中して勉強できた
- 未経験だけどちゃんと勉強してまっせ、という箔が付いた(と、思いたい)
悪かった点
- やっぱり受験料11000円は高いよね・・・
- 資格の価値が未知なのでコスパとしてはどうだったのか
- 試験結果が点数しか出ないのでどこの問題を間違えたのかわからない
ちなみに
基礎試験同様試験に合格し、合格体験記を応募すると、公式ネタグッズが貰えます。
データ分析試験合格者のみステッカーも選択することができます。
最近グッズにサーモスの水筒が追加されたようです。実用性ならこれ。
おわりに
こういった民間資格は意味がない!と言う人もいますが勉強のモチベーションを得るきっかけや知識の証明にもなるので個人的にはアリだと思っています。
(ある程度実績が担保されている人が今更受けるのはさすがに無意味だと思いますが・・・。)
今後は統計検定2級などを目指したいですが、難易度が跳ね上がるのでしばらく先になると思います。