はじめに
これから Oracle Cloud の資格取得を目指す方のための情報をまとめています。
2022年4月から変更された部分の新情報を盛り込んでいます。
対象オラクルマスター
・1Z0-1085-21-JPN Oracle Cloud Infrastructure Foundations 2021 Associate
・1Z0-1072-21-JPN Oracle Cloud Infrastructure 2021 Certified Architect Associate
・1Z0-997-21-JPN Oracle Cloud Infrastructure 2021 Certified Architect Professional
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・[Oracle] OCI資格(1Z0-1072-21-JPN) 概要をまとめた
試験 1Z0-1072-21 とは
オラクル社資料では、Cloud Architectの中級レベルに属する資格。
Oracle Cloud Infrastructureサービスの設計および運用経験が「6ヶ月」程度のレベルを想定された資格です。
Architectは、Oracle Cloudの様々なサービスが試験範囲です。
まずは「公式サイト」で試験範囲を確認しておきましょう。
学習方法
オラクル社から公式の資格試験学習コンテンツが公開されています。
2022年5月現在、Oracle Cloudの試験対策本は発売されていないため、唯一の公式コンテンツとなります。
「研修講義の動画・PDFのテキスト・練習問題・模擬試験」が用意されているので活用しましょう。
このコンテンツだけで合格できるかというと、かなり難しいです。
PDFテキストを隅々まで理解しておければ、なんとか合格ラインに達すると思います。
本当に隅々まで確認していきましょう。
試験内容に言及できませんのであくまでイメージですが、PDFテキストの中でDBというコンテンツが1ページのみの紹介で
「DBの機能でxxがある」と1行しか書いていないようなコメントでも、しっかり覚えておいてください。
まずは研修動画をすべてみる!
研修動画内のリンクからPDFテキストをダウンロードできるため、あわせて活用。隅々まで確認。
これを繰り返し読み込むこと。
Oracle Cloud利用無料枠もあるので、できれば実機操作も行うとイメージがつきやすいです。
オラクル社学習コンテンツへのアクセス
レベル毎に「研修講義の動画・PDFのテキスト・練習問題・模擬試験」が用意されているので活用しましょう。
利用にはオラクル社のサイトへのID登録が必要です。
ID登録については「こちらの記事を参照してください」
学習コンテンツにアクセスして、「Administrator」セクションから「Architect Associate」の「学習を開始する」をクリックします。
学習コンテンツの内容です。
英語もあるため、とっつきにくく見えますが黄色の枠は以下の内容です。
タイトル | コンテンツ内容 | 学習時間 |
---|---|---|
Learn OCI & Try Hands-on Labs | 研修動画とテキスト ★メインコンテンツ。これで学習します | 14時間15分 |
資格試験準備セミナー | 試験の概要を把握しましょう | 2時間25分 |
Practice Exam | 練習問題。本番より簡単なきがします | 90分 |
受験手続き | 試験の申込や受験方法です。通常のオラクルマスター試験と異なるため確認しておきましょう | 17分 |
Online Certification Exam | ここから試験を申し込みます | 実際の試験 |
Learn OCI & Try Hands-on Labs | 追加学習コンテンツです。必須ではないですがみておくとよいでしょう | 14時間7分 |
受験方法
Cloudではないオラクルマスター試験や、AWSなど、ピアソンVUE提供の資格試験になれた方には少し戸惑いがあるかもしれません。
Oracle Cloudの資格試験は前述の学習コンテンツの「Online Certification Exam」ボタンから申し込みます。
自分のPCを使った受験しか選択できません。DBのオラクルマスター試験のように試験センターに出向いての受験はできません。
受験用のPCにはカメラとマイクが必要です。
あまり厳密なチェックはありませんが、カメラにうつる背景(部屋)はきれいにしておくのがよいでしょう。
カンニングできそうな状況にみられると指摘されるかもしれません。壁を背にするとよいと思います。
なおオンライン会議でよくある仮想背景は使用不可です。
2022年5月現在、Associate試験は、火曜日から木曜日の9:30開始と、14:00開始しか選択できません。
終業後、学校の授業終了後に受けることができないのは、今後改善してほしいところです。
個人的には休日に受けたいです。
オンライン試験では試験監とオンライン接続して行いますが、会話をすることはありません。
すべて日本語のスライドで画面上で指示されますので安心してください。
試験が終わるとその場で結果が表示されます。
残念ながら不合格の場合、「翌日」から再受験できます。
このあたりもDBのオラクルマスター試験と異なります。
お金さえ許せば毎日受験できますが、同一試験は1年に5回までという制限がありますので、早めに合格できるように準備してから再受験が良いと思います。