やりたいこと
Oracle Cloud では、DR対策で他リージョンへのData Guardを簡単に構築することができます。
せっかくなので、日本から遠いブラジルや、南アフリカ、個人的に大好きなスイスなど、
世界中のリージョンにData Guardを構築してみます。各大陸に1つは作りたいと思います。
Oracle Cloud のリージョン追加
Oracle Cloud環境を開設すると、ホームリージョンが1つ割り当てられます。
今回の環境は、ホームリージョンが「Japan East (Tokyo)」になっています。
リージョンを追加するには、上記画面の「リージョンの管理」を選択し、
表示されるリージョン一覧から、追加したいものを「サブスクライブ」します。
追加したリージョンにComputeやBaseDBを作成すればお金はかかりますが、
リージョン追加だけならお金はかからないため、気軽にやってしまいます。
追加には少し時間がかかります。10分程度まてば完了です。
無事に追加されました。
調子にのって、どんどん追加していきます。
日本の大阪と、日本から遠い、ブラジルと南アフリカを追加して4つになりました。
すると、今までのリージョン追加では出なかったエラーが発生しました。
<エラー(原文)>
You have exceeded the maximum number of allowed subscribed regions. Please see the Limits, Quotas and Usage page for more detail.
<エラー(翻訳)>
許可されているサブスクライブ済みリージョンの最大数を超えました。詳細については、制限、クォータ、および使用状況のページを参照してください。
なんと、サブスクライブできるリージョンには上限があるみたいです。
Oracle Cloud サービス上限確認
サブスクライブできるリージョン数や、作成できるCompute数など、上限を確認してみます。
なお、クラウド契約形態などによって上限は異なりますので、テナンシによって上限が異なることに注意してください。
メニューから「ガバナンスと管理」>「制限、割り当ておよび使用状況」を選択します。
最初に表示された画面で、作成できるComputeの上限が100個ということがわかりました。
次に左上の「サービス」から「Regions」を選択して、リージョン数の制限を確認します。
すると、、、、、「4」と表示されています。
大好きなスイスリージョンを追加する夢が破れました、、、。最初に追加すればよかった。
本テナンシでは、サブスクライブできるリージョンは4つまでのようです。
世界中にData Guardを構築して、データを転送しようと思いましたが、3リージョンまでしかできなさそうです。
しかも、実用性はなさそうな遠いところを選んでしまいました。