前回の続き。
前回はEC2の作成、セキュリティグループの作成まで行いました。
Elastic IPアドレスの割り当て
現状EC2インスタンスに固定IPアドレスを割り当てていない。このままだとインスタンスを終了、停止、再起動するとパブリックIPアドレスが変わってしまう。そこで静的なIPアドレスを割り当てる作業を行う。
左からElastic IPをクリック
Elastic IPアドレスの割り当て
ネットワークボーダーグループにap-noetheast-1を選択し、割り当てを押す
アクションからElastic IPアドレスの関連付けを選択
インスタンスタイプはTEST-EC2-1を選択し、右下の関連付けるをクリック
TEST-EC2-1のパブリックIPアドレスが割り当てたElastic IPアドレスになっているか確認
EC2にSSH接続
今回はmacのターミナルを使用する。
ここではDesktopに.pemファイルがあると仮定する。
cd Desktop/
ls -l test-ec2-keypair.pem
※.pemファイルのあるディレクトリは各自読み替えて対応する
キーペアファイルの権限を変更しないと正常にSSH接続できないので、権限変更を行う。
chmod 400 test-ec2-keypair.pem
このあと、プライベートサブネットにもEC2インスタンスを設置し、パブリックサブネットのインスタンスからプライベートサブネットのインスタンスにSSH接続するので、キーペアファイルをアップロードする。
scp -i test-ec2-keypair.pem test-ec2-keypair.pem ec2-user@54.199.42.152:/tmp/
ssh -i test-ec2-keypair.pem ec2-user@54.199.42.152
※パブリックIPアドレスは各自読み替えて対応する
初回接続時、yesかnoを聞かれるのでyesを入力し、enterを押す
無事接続できたらこのような表示になる。
SCPコマンドでアップロードしたファイルを確認
ls -l /tmp
EC2の作成(プライベートサブネット)
パブリックサブネットのインスタンス作成とほぼ同様だが、ステップ3:インスタンスの詳細の設定のサブネットはTEST-SUBNET-2を選択する。
ステップ5:タグの追加はTEST-EC2-2としておく
ここでは先ほど作成したキーペアを使用するので既存のキーペアの選択からtest-ec2-keypairを選択する
プライベートサブネット内のインスタンス作成後、パブリックサブネットのインスタンスからプライベートサブネットのインスタンスにSSH接続をする。
ssh -i test-ec2-keypair.pem ec2-user@10.0.2.36
※プライベートIPアドレスは各自読み替えて対応する
NATゲートウェイの作成
左からNATゲートウェイをクリック
NATゲートウェイの作成
名前はTEST-NATGW、サブネットはパブリックサブネット(TEST-SUBNET-0)を選択、Elastic IPの割り当てIDは下部のElastic IPの割り当てをクリックする。タグはNameにTEST-NATGWと入力
右下のNATゲートウェイを作成を押す
作成したNATゲートウェイがあるか確認。状態がAvailableになるまで待つ
ルートテーブルの作成(プライベートサブネットのインスタンス用)
左のルートテーブルをクリック
ルートテーブルの作成をクリック
名前タグにROUTETABLE-PRIVATE、VPCはTEST-VPCを選択し、右下の作成を押す
ルートテーブルから新規で作成したルートテーブルを選択し、ルートタブからルートの編集を行う
送信先を0.0.0.0/0、ターゲットをNATゲートウェイを選択し、ルートの保存を押す
作成したルートテーブルはプライベートサブネットに関連付けを行う。
サブネットからTEST-SUBNET-2を選択し、アクションからルートテーブルの関連付けを編集をクリック
作成したルートテーブル(ROUTETABLE-PRIVATE)を選択し、保存を押す
TEST-SUBNET-2のルートテーブルが正常に編集されているか確認
これで構築が終了しました!
補足(環境の削除)
このまま放置すると料金がかかるので、必要ない場合は環境を削除しておく
EC2の削除
インスタンス→インスタンスの状態からインスタンスを終了を選択。その後、終了ボタンを押す。
NATゲートウェイの削除
NATゲートウェイ→アクション→NATゲートウェイを削除
削除と入力し、削除ボタンを押す
Elastic IPの解放
Elastic IP→アクション→Elastic IPアドレスの解放を選択
解放を押す
VPCの削除
VPC→作成したVPCを選択→アクション→VPCの削除を選択
削除と入力し、削除ボタンを押す
以上です!