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KLab EngineerAdvent Calendar 2019

Day 21

CRI ADX2 LEのオーサリングツールAtomCraftがMacにも対応した話

Last updated at Posted at 2019-12-20

CRIADXLEのオーサリングツール、AtomCraftとAtomViewerは長らくWindowsオンリーでしたが、今年に入ってついにMac版がリリースされました。
iOS向けにアプリを作っている方などは、Macしか持っていない方もおられると思いますが、これでデータの編集や確認が可能になりますね。
なお、商用のCRI ADX2でも同じくMac版がリリースされています。

CRI ADX2 LEとは

株式会社CRI・ミドルウェアから提供されている、オーディオミドルウェアです。
こちらからダウンロード可能です。
なお、利用については規約・利用契約内容をよくご確認ください。

インストール

DLしたものを解凍すると、tools/criatomex/macにインストーラーが入っています。こちらをダブルクリックでインストール。
アプリケーション/CRIWARE/CRI ADX2LE/Tools Ver.3.?にCriAtomCraft.appとCriAtomViewer.appが確認できます。
CriAtomCraftを開いてみましょう。

プロジェクトとデータを作る

「プロジェクトの新規作成」から任意のプロジェクトを作ります。
「マテリアルツリー」に入れたい音素材(wav)をドロップしましょう。
スクリーンショット 2019-12-19 18.24.02.png

キューを作成

今回は、1キューで3つのBGMが時間で切り替わる物を作ります。
ワークユニットツリー内でキューを作成し、トラックに入れた音素材を入れます。
適当なタイミングで、それぞれのボリュームをコントロールし、交互にフェードで再生されるようにしてみました。
スクリーンショット 2019-12-19 18.26.56.png

再生を確認

再生ボタンを押して、再生を確認してみます。

キューシートのビルド

ビルドしてUnityで再生できるようにしましょう。
「ビルド」→「Atomキューシートのビルド」を選択、今回はUnityで使いたいので、「追加出力」から「Unity Assets出力」をチェック。ビルドボタンを押します。
これで、必要なacfファイルとacbファイルが出来上がります。
スクリーンショット 2019-12-19 18.30.31.png

CriAtomViewerで確認

作られたacfとacbファイルをCriAtomViewerにドラッグ&ドロップします。
キュー名を選択して、再生してみましょう。
・・・ですが、自分のところでは暗号化された音声が流れてしまいました。これは自分の環境が商用CRI ADXを使っていて、かつ暗号化されたデータを再生したことがあるからかもしれません。作成済みのサンプルデータでも同様だったため、Unityでの再生を優先します。
スクリーンショット 2019-12-19 18.33.32.png

Unityで再生を確認

適当にサンプルシーンを改造して、再生してみます。
CRIWAREにいるCri Stomに、acfファイル、acbファイルを指定して・・・
スクリーンショット 2019-12-19 17.39.54.png

CRI AtomSourceにCueSheetとCueNameを指定。Play On Startなので、実行すれば再生されるはずです。
スクリーンショット 2019-12-19 17.39.37.png

実行してみます。

無事再生されました!

色々やってみよう

AtomCraftが使えると、ランダム再生やシーケンス再生などインタラクティブなオーディオ再生を色々使うことが可能です。
是非いろんな機能を試してみてください。

今回のサンプル作成にあたり、以下の素材を使わせていただきました。ありがとうございました。
楽曲素材:Music-Note.jp

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