2025年3月10日のアップデートでDb2 Warehouse as a Service(旧名: Db2 Warehouse on Cloud)のインスタンスが停止/再開できるようになりました。
参考: What's New in IBM Db2 Warehouse on Cloudの「10 March 2025」
インスタンスを停止させると、compute 課金がなくなりますので、使用していない場合のコスト削減になります。ただしストレージ料金は引き続き課金されますのでご注意ください。
当記事ではこのインスタンスが停止/再開の方法をWebコンソールで実施する方法を説明します。尚、Webコンソールの他にはREST APIで実施できるそうです。
1. インスタンスの停止(Pause)
1-1.左のナビゲーションメニューのスパナ🔧アイコンをクリックし、「Compute」タブをクリックします
1-2. 「Pause compute」をクリックし、「Pause now」ボタンをクリックします
1-3. 警告画面が出てくるので、内容を確認し、問題なければ「Confirm」をクリックします
注意には以下のように書かれています:
- あなたのチームメンバーは、開始と同時にログアウトされます。
- あなたのデータは変更されず、安全に保管されます
- 今後のすべての活動とスケジュールされたタスクは中断されます
- 一時停止中は、コンピューティングに対する課金は発生しません
- ストレージ料金は引き続き適用されます
またいま実行中のステートメントが確認できる画面へのLinkもありますので、不安な場合はLinkをクリックして確認後に実行してください:
「Confirm」をクリック後、しばらくすると以下のような画面になり、インスタンスは停止されました:
2. インスタンスの再開(Resume)
インスタンスを再開します。
ログインすると以下の画面が表示されています:
2-1. 「Resume now」ボタンをクリック
クリックすると「Resume now」ボタンは消え、Preparing to resume. This may take up to a few hours depending on the database size.
というメッセージが表示されます。
データベースのサイズに依存して、数時間程度かかると書かれています。
もう少し経つと、通知でProgressが見られるようになります
再開(Resume)が完了すると、通知にその旨メッセージが表示されます
ダッシュボード画面に戻ってみると、動き出したことがわかります
以上です。