はじめに
Qiita記事を書くハードルを下げるために,テンプレートをChatGPTに作ってもらいました.
結果的に,「良い記事を書く」ためのテンプレートというよりは,「楽に書く」ためのテンプレートが得られたと思います.
私自身,記事を書いた経験が殆どないため,テンプレートが実用のレベルに至っているかについては余り判断できていないことはご容赦ください.
目次
出力されたテンプレート
出力されたテンプレート,及びそれに対するChatGPTのコメントを共有します.
出力方法(ChatGPTとのやり取り)等については,次セクション以降をご確認ください.
1. 環境構築
環境構築記事では、はじめにで概要や目的を説明し、検証済みの環境や前提条件を示した上で、具体的な手順を段階的に解説し、最後にまとめる構成が多く見られます。
## はじめに
(背景や構築の目的を説明)
## 目的
- (例)○○の開発環境を構築する
## 前提環境
- OS: ○○
- その他ソフトウェア: ○○(バージョン○○)
## 手順
### 1. ○○のインストール
```bash
# 例: パッケージのインストールコマンド
apt-get install ○○
```
### 2. ○○の設定
```bash
# 例: 設定ファイルを編集
vim /path/to/config
```
(必要に応じて更に手順を追加)
## まとめ
(構築後の確認方法や注意点をまとめる)
2. エラー解決
エラー解決記事では、タイトルにエラー内容を示し、本文ではエラー内容、原因、解決策などの見出しで整理して説明するスタイルが一般的です。
## エラー内容
(発生したエラーやメッセージを記載)
## 原因
(エラー発生の原因を説明)
## 解決策
```bash
# 例: エラーを修正するコマンドや設定例
pip install --upgrade ○○
```
## まとめ
(今回のポイントや注意事項)
3. チュートリアル
チュートリアル記事では、はじめにや目次で概要を示し、複数のセクションに分けて手順や解説を順序立てて記述し、最後にまとめる構成が多いです。
## はじめに
(チュートリアルの目的や概要を説明)
## 目次
- [はじめに](#はじめに)
- [目次](#目次)
- [セクション1: ○○の設定](#セクション1-の設定)
- [セクション2: ○○の使い方](#セクション2-の使い方)
- [セクション3: 実例](#セクション3-実例)
- [まとめ](#まとめ)
## セクション1: ○○の設定
(設定手順や導入説明)
```bash
# 例: 設定用のコマンド
npm install
```
## セクション2: ○○の使い方
(基本的な使い方や構成例)
```javascript
// 例: サンプルコード
console.log("Hello, world!");
```
## セクション3: 実例
(実際の利用例や応用)
## まとめ
(学んだポイントや次に試すべきこと)
4. Tips例
Tips集の記事では、はじめにで目的を述べ、目次で項目一覧を示した後、番号付きの各見出しで個別のTipsを解説する構成がよく見られます。
## はじめに
(Tipsの概要や対象者など)
## 目次
- [はじめに](#はじめに)
- [目次](#目次)
- [1.Tip1のタイトル](#1tip1のタイトル)
- [例](#例)
- [結果例](#結果例)
- [2.Tip2のタイトル](#2tip2のタイトル)
- [例](#例-1)
- [結果例](#結果例-1)
- [まとめ](#まとめ)
## 1.Tip1のタイトル
(Tip1の説明を記述)
### 例
```bash
# 例: Tip1に関するコマンドやコード
echo "ヒント"
```
### 結果例
(Tip1定期用語の出力例など)
## 2.Tip2のタイトル
(Tip1の説明を記述)
### 例
```bash
# 例: Tip2に関するコード
ls -al
```
### 結果例
(Tip2適用後の出力例など)
(必要に応じてさらにTipを追加)
## まとめ
(Tips集全体の振り返りや補足)
5. ライブラリ紹介
ライブラリ紹介記事では、はじめにでライブラリの概要や用途を説明し、インストールや使い方の見出しで具体的な導入方法やサンプルコードを示す構成が一般的です。
## はじめに
(ライブラリの目的や特徴を簡単に紹介)
## インストール
```bash
pip install ライブラリ名
```
## 使い方
(基本的な使用例やコードサンプル)
```python
# 例: ライブラリの利用例
import library
library.do_something()
```
## まとめ
(ライブラリのメリットや注意点など)
6. パフォーマンス改善
パフォーマンス改善記事では、はじめにで問題意識を述べ、調査方法(ツールや手法)ごとに見出しを立てて分析・対策を説明し、まとめで結果や注意点を整理する構成が多く見られます。
## はじめに
(性能改善の必要性や目標を説明)
## 調査方法(例)
(使用したツールや測定方法の説明)
### Lighthouse
(Lighthouseで得られた結果や問題点の説明)
### Chrome DevTools
(DevToolsの特定機能を使った分析の説明)
(その他、必要なツール・手法を追加)
### 改善策
(具体的な改善方法やコード例)
```bash
# 例: 資産の最適化コマンド
npm run build -- --optimize
```
## まとめ
(改善後の効果や今後の課題)
7. LT資料補足
ライトニングトーク(LT)の補足記事では、この記事の概要で発表の背景やテーマを説明し、本記事の内容や各セクションの見出しでスライドの要点を補足する構成になります。
## この記事の概要
(LT発表の日時、イベント名、発表タイトルなどを紹介)
## 本記事の内容
(発表内容の概要や目次を簡潔に箇条書き)
## セクション1: ○○
(スライドの要点や説明)
## セクション2: △△
(次のスライドの要点)
(必要に応じてさらにセクションを追加)
## まとめ
(発表のまとめ・補足説明)
方法(ChatGPTとのやり取り)
使用したモデルは,無課金でも使うことのできたDeep researの軽量バージョンです.
https://qiita.com/syukan3/items/7c61056c0d51b3c9e2b0
実際のやり取りは以下のように行われました.
指示3.内にCode fence styleについての記述があります.
何も考えずにChatGPTにMarkdown形式で出力させると,出力とMarkdown内の記述の両方に```
を利用してしまう経験が過去にあったため,この記述を追加しました.
結果的に,途中までは~~~
と```
を使い分けて上手く出力されていましたが,4つ目のテンプレートで上記の事例が発生してしまい,以降のテンプレートのMarkdownは手打ちすることになりました.
まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます.
冒頭にも書きましたが,私自身記事を書いた経験が浅いので,このテンプレートがどの程度使えるのかについては今後判断していくことになると思います.
もちろん,Qiita記事のテンプレートとしては既に様々な記事が存在しているので,参考にする場合はそちらも確認していただければと思います.
「良い記事を書く」という目的であれば,既存の記事に存在するテンプレートを利用するのが良いように感じた一方,「楽に記事を書く」という目的であれば,ユースケースごとにテンプレートを複数作成してくれるGPTを用いるのが適しているように思いました.
また,出力されたテンプレートは全てmdファイルに書き起こしているので,今後Qiita cli,GitHubと組み合わせて環境を構築できればと思っています.
この記事が少しでもお役に立てれば幸いです.