対象読者
- React とか Angular とか学習したいけれども最近のフロントエンドについて詳しくないのでどちらをやればいいかよくわからない人。
はじめに
- React と Angular についての一般的な比較は「開発者はReactとAngularのどちらを選ぶべきか？」という記事に詳しくまとめられているが、どちらが絶対的に優れているということはないので、どうしても「よく比較して状況にあった方を選んでね」という結論になる。
- 初心者としては結局どうすればいいのかわからなくて不安になるので、とりあえずこうやって学習していけばいいんじゃない？という記事があると嬉しいと思いまとめてみた。
最初に結論
- とりあえず Angular からやってみて、余裕ができたり Angular に過不足を感じられるようになったら React もやってみる。
Angular はパッケージツアー
- Angular はフロントエンドのアプリケーションで必要になりそうな機能がまとめられているフレームワーク。
- つまり Angular の使い方を学習すればフロントエンドアプリケーションがどのような技術でできているのかを俯瞰してみられるようになる。
- Angular を利用するということはちょうどパッケージツアーに参加するようなもので、Angular に案内してもらうことでよく知らないフロントエンドアプリケーションも効率よく開発することができ、開発を通じてフロントエンド分野の技術スタックの地図を自分の中に作っていくことができる。ただし個人的に興味のあるところに行きたくても予定になければ諦めなければならない。
React は個人旅行
- React はビュー表示に特化したライブラリで他のライブラリと組み合わせてアプリケーションを作成する。
- どのライブラリと組み合わせるか、どんな構成にするか、などは個々の要望に合わせて変更することができるので自由度が高いが、ライブラリやアーキテクチャについての知識が要求される。
- Angular がパッケージツアーだとすると React による開発は個人旅行に似ている。どこにいくかや何を食べるかなどは好みに合わせて変更することができるので、旅先についての十分な知識を持ち正しい判断ができるとすれば楽しい時間が過ごせるだろう。ただしそれらが足りなければ最悪の場合は帰ってこれないかもしれない。
React と Angular はどちらが簡単か？
- React 単体と Angular だと React の方が機能が少ないので簡単。React と他のライブラリを組み合わせて使おうとすると、他のライブラリの選定や学習、組み合わせて使うための設計などが必要になってくるので難易度が上がる。始めるのは簡単だがゴールは自分で見つけなければいけない感じ。
- Angular は機能が多いのでおぼえることは多い。機能が多い分 Angular 単体で完結できる部分が大きく、他ライブラリの選定や設計などが必要ないため根気さえあれば使えるようになる。ゴールは遠いが確かにある感じ。
初心者は React を使わないほうがいい？
- 初心者が独学で始めるなら難易度は高い。
- サポートしてくれるいい人がいたり、いい資料があったりするのであればどちらから始めても問題はないはず。