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FinOps とは?公式サイトを読みながら整理してみた

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Last updated at Posted at 2026-05-15

はじめに

こんにちは。

直近の業務でコスト削減に関わる機会が増えてゆく中で、FinOps(フィンオプス) という言葉を知りました。
今回は FinOps について調べてみましたので、自分なりの解釈で内容を紹介してゆきます。

FinOps について

公式サイトの情報を交えつつ紹介してゆきます。

https://www.finops.org/introduction/what-is-finops/

FinOps is an operational framework and cultural practice which maximizes the business value of technology, enables timely data-driven decision making, and creates financial accountability through collaboration between engineering, finance, and business teams.

FinOps とは、運用フレームワークおよび文化的な実践 であり、下記を実現できる便利なものらしいです。

  • テクノロジーのビジネス価値の最大化
  • タイムリーなデータ主導型の意思決定
  • 財務上の説明責任の確立

また、同ページの内容から下記も解釈できます。

  • チーム間の連携(ビジネス・財務・エンジニアリング) を重要視している
  • FinOps は単なるコスト削減ではなく、テクノロジーを最大限に活用し効率的な成長を促進するためのもの

https://www.finops.org/framework/

FinOps には様々な概念が存在するようです。

  • Principles:FinOps を運用する上で重要な原則
  • Personas:FinOps に関わる人物像・責務
  • Phases:フェーズ(Inform, Optimize, Operate)
  • Maturity Model:成熟度モデル(Crawl, Walk, Run)
  • Domains:成果物
  • Capabilities:機能
    • Domains を達成する為のアクションのようなもの?
  • Scopes

フレームワークの原則にはチーム間の協力を促す決まりがあったり、各人物像や責務が定義されていたりと、コミュニケーションに関わる枠組みが整備されているようです。

https://www.finops.org/framework/domains/
https://www.finops.org/framework/capabilities/

上記のドメイン及び機能のページでは、具体的に何を目的にどうすればよいのか、がまとまっているようです。

興味深いと感じた部分としては、[ユニットエコノミクス] です。(https://www.finops.org/framework/capabilities/unit-economics/)

Unit economic metrics can be defined for many aspects of technology usage. They may track technology cost by revenue, per million authorized users, per transaction, per customer, or per case resolved, depending on the goals of the organization or the product. They can also be defined for technical aspects such as cost per service request, cost per workload, cost per seat used, cost per VM, cost per GB stored, or cost per token.

つまりサービス観点の指標(利用テナント数、API リクエスト数、リソース数など任意のもの) あたりのコストを出せる状態にする、という考え方のようです。
これを実現できれば、ビジネス上の判断・意思決定がしやすくなり企業価値の向上に繋げられそうだと思いました。

ここまでをふまえて、FinOps に関する自分なりの解釈としては下記です。

  • 使用状況・コスト等を可視化しつつ、継続的に最適化する(エンジニア)
  • ビジネス指標に基づき、IT 投資による価値を可視化する(ビジネスサイド)
  • これらをうまく紐付けてビジネス価値・コスト効率を可視化することで、わかりやすい数字に基づいた判断・意思決定ができる
    • システムアーキテクチャ変更の判断
    • パフォーマンスとコストのトレードオフ判断
    • ビジネス継続・撤退判断
    • 新規施策・投資判断
  • FinOps を実現すると、テクノロジーの投資対効果を常に把握できている状態になり、企業としてうまく立ち回りやすくなる

まさに縁の下の力持ち。
事業予算に関する攻めと守りに大きく関わる概念・役割で今後重要な責務を担う役割のようですね。

クラウド利用拡大に伴い、FinOps 市場も成長しているようです。
各種調査会社によると CAGR は 10% 前後と予測されていました。

雑感

FinOps は今後成長の可能性がある領域ですが、実際に採用するのは企業・事業の現状によっては難しいと感じました。
それぞれの役割のメンバを確保しつつ全社で連携・調整する為の工数、サービス・インフラそれぞれを紐付ける為のルール・ドキュメント策定や設定変更等の工数を確保することが難しい場合もありそうです。
とはいえ運用できれば事業の土台を支えつつ数値ベースでの意思決定・アクションが行えるので、従業員皆が理解できていると推進がスムーズに進みそうです。

今後 FinOps を推進する際に備えて、関連しそうな下記あたりの知見を深堀りしたいと思いました。

  • サービス・システムの依存関係グラフの作成・運用ノウハウ
    • どのようなメタデータを紐付けておくと、どう活用できて便利か
    • 本番システムを想定した複雑さに対応する為のメタデータ管理術

おわりに

今回は FinOps について簡単ですが紹介させていただきました。
読んでいただきありがとうございました。

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