この記事は、みらい翻訳 Advent Calendar 2021 1日目の記事です。
株式会社みらい翻訳 プラットフォーム部で、エンジニアリングマネージャーをやっています。 @nile_mt です。
昨年に引き続き、みらい翻訳でもAdvent Calendarやることになりました。初日は緊張しますね。
この記事について
私自身は、機械学習系のエンジニアではなく、Web系で、今はエンジニアリングマネージャーで、つまりマネジメント系の人です。
今年1年は、どうしたらリーンに開発ができるのか、どうしたらフルサイクルエンジニアリングを目指せるのかをテーマに活動してきました。
そんな中、常に考え議論していたのは「プロダクトマネジメントとは?」、「リーンとはどういうことか?」「Agileとは、スクラムとは?」といった、根本をあらためて問うようなことだったように思います。
(その時に、なにを考えたとか、実際どうしたかは、長くなりそうなので、改めてどこかで)
今回は、そういった中で参考にさせていただいた(あるいは、参考にしようと思って買ったけど未読なモノも含む)書籍類を、個人的なメモも兼ねて上げておこうと思います。
こんな本を読みました&読みかけです。
プロダクトマネジメント ―ビルドトラップを避け顧客に価値を届ける
Melissa Perri (著), 吉羽 龍太郎 (翻訳)
- アウトプットよりもアウトカム
- 「何を作るか」ではなく「どんな価値を届けるか」
- 当たり前っちゃ当たり前なんですが、改めてこういう頭の使い方を徹底しないといけないなと
プロダクトマネジメントのすべて 事業戦略・IT開発・UXデザイン・マーケティングからチーム・組織運営まで
及川 卓也 (著), 曽根原 春樹 (著), 小城 久美子 (著)
- 分厚い本ですが読みやすいです。
- プロダクトマネージャーが考えなきゃいけないこと、こんなにあるのかという総覧
- まだ全部読み切れてないです。
ユニコーン企業のひみつ ―Spotifyで学んだソフトウェアづくりと働き方
Jonathan Rasmusson (著), 島田 浩二 (翻訳), 角谷 信太郎 (翻訳)
- これもプロジェクトよりプロダクトというお話
- ちゃんとスクラムやればいいよと言われてる気がしました
- 「ちゃんと」が難しい
LeanとDevOpsの科学[Accelerate] テクノロジーの戦略的活用が組織変革を加速する impress top gearシリーズ
Nicole Forsgren Ph.D. (著), Jez Humble (著), Gene Kim (著), 武舎広幸 (著), 武舎るみ (著)
- impress top gearシリーズは面白い本がそろっているのですが、これはDevOps Status Reportについての舞台裏や考察について
- DevOps実践した結果を定量的に表したものです
- なにか新しい知見というよりは、ちゃんとやると効果でるよというお話
アジャイルな見積りと計画づくり ~価値あるソフトウェアを育てる概念と技法
Mike Cohn (著), マイク コーン (著), 安井 力 (翻訳), 角谷 信太郎 (翻訳)
- 見積もり難しいですよね。と思って買いました。
- まだ読み切れてないですが、かなり実践的です。
- Agileに開発したいなら、見積りも計画の考え方もそれに適したものがあるのだ。
CTO・エンジニアリングマネージャー養成読本 (技術の泉シリーズ(NextPublishing)
野又 裕道 (著)
- CTOやエンジニアリングマネージャーを目指してる人向けかな
- CTOやエンジニアリングマネージャーって実際どんな仕事する人なの?ということをざっくり説明してくれます
- 面白かったです
アジャイルサムライ−達人開発者への道−
Jonathan Rasmusson (著), 西村 直人 (監訳), 角谷 信太郎 (監訳), 近藤 修平 (翻訳), 角掛 拓未 (翻訳)
- 定番。古典。あらためて復習。
- 手元になかったので書い直しました。
- アジャイルやりたい人は、まずはコレをよみましょう。
- 結局、これに全部書いてあるという気もする
SCRUM BOOT CAMP THE BOOK【増補改訂版】 スクラムチームではじめるアジャイル開発
西村 直人 (著), 永瀬 美穂 (著), 吉羽 龍太郎 (著)
- 手元にあるのは旧版
- 昨年、増補改訂版が出たのでこちらを
- 「スクラム」について、あらためて復習
SCRUMMASTER THE BOOK 優れたスクラムマスターになるための極意――メタスキル、学習、心理、リーダーシップ
Zuzana Sochova (著), 大友 聡之 (翻訳), 川口 恭伸 (翻訳), 細澤 あゆみ (翻訳), 松元 健 (翻訳), 山田 悦朗 (翻訳), 梶原 成親 (翻訳), 秋元 利春 (翻訳), 稲野 和秀 (翻訳), 中村 知成 (翻訳)
- あらためて「スクラムマスター」の役割を復習
アジャイルなチームをつくる ふりかえりガイドブック 始め方・ふりかえりの型・手法・マインドセット
森 一樹 (著)
- 前の二冊とセットでどうぞ
- ふりかえり(レトロスペクティブ)が機能しないと、スクラムは機能しない
おまけ
水平思考クイズゲーム ウミガメのスープ
古川洋平 (著)
- カードゲームです。
- 情報を整理し、推論する力。それを端的な質問にまとめる力が問われます
- リモートでもできるので、お勧め。
- MT開発チームでも好評でした。
- たまにこういうゲームでワイワイやるの、メンバー間のコミュニケーションハードルさげるのにいいと思います