電子工作を始めて一ヶ月、磁気ドアセンサで遊んでいたところふと思い浮かんだ。
「ドアの開閉で生存確認できるのでは...?」
私には骨折を機に自発的に外出しなくなった90代の叔母さんがいる。耳が遠く電話が来ても気づくことができず、週1回ヘルパーさんの訪問で生存確認をしている状況である。
ヘルパーさんが帰った直後に倒れたら気付くまで時間がかかるのでは、と少しの不安は残っていた。
そこで今回はObserverと言うものを作成した。
Observerとは
一定時間ドアの開閉が検知されなかった時、LINEに通知する装置です。
WiFiと電源が届く所であればどこのドアでも対応します。
冷蔵庫やトイレのドアを想定しています。
必要なもの
- M5StickCPlus
- 磁気ドアスイッチ
- WiFi環境
- LINENotifyのToken x1
作り方
GitHubリポジトリのプログラム9~12行目にWiFi情報とLINENotifyTokenを入れてM5Stickに書き込んでください。
13行目は通知するまでの時間間隔です。デフォルトでは12時間になっています。
26番ピンとGNDピンに磁気ドアスイッチを差し込み、ドアに設置します。
電源を入れると「.」とだけ表示されます。
サイドボタンでデバッグモードに切り替えができます。
これはドアの状態をディスプレイに表示するモードです。
所感
材料費は五千円以内なので下手に見守り機器を購入するより安価だと思います。ただし、WiFi環境が必須なのでそこが難点です。
現状では昼夜問わず指定した時間感覚でしか設定できませんが、夜間は長く、昼間は短く設定できるなど、もっと練度を高めると便利なのではと構想中です。
参考文献
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M5StackとLineNotifyを使って通知を飛ばしてみた
LINENotifyの設定や書き込み方法などが参考になります。