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Amazon S3 Transfer Acceleration

Last updated at Posted at 2024-02-22

Amazon S3 Transfer Accelerationとは

Amazon S3 Transfer Accelerationは、クライアントとS3バケット間でファイル転送を高速かつ簡単で安全にできる

ユースケース
・1つのバケットに世界中からファイルのアップロードが行われる場合
大陸間で定期的にギガバイトからテラバイト単位でデータを転送する場合
インターネット経由のため、帯域幅等は考慮できないように見える

要件
・バケット名に「.」をが含まれていないこと
・Transfer Accelerationは仮想ホスト形式のリクエストでのみサポートされます

https://bucket-name.s3.region-code.amazonaws.com/key-name

設定方法

Amazon S3>バケット>バケット名>プロパティ
image.png

〇有効にする
image.png

※有効後は、無効にもできます。

料金

Amazon CloudFront のグローバルに分散したエッジロケーションを利用する
また、S3の転送量にプラスして料金が上乗せされるらしいです
※ここも少し実機動かして確認したいです
S3にデータ転送する場合は、無料ですがダウンロードする際は課金されます
よって、ダウンロード料金+Transfer Accelerationが発生するに見えますね
米国、欧州、日本の AWS エッジロケーションによる高速化 0.04 USD/GB
https://aws.amazon.com/jp/s3/pricing/

実際に動かしてみる

cloudshell:accelerate
[cloudshell-user@ip-10-130-48-216 ~]$ ls -al test20240222
rw-r--r--. 1 cloudshell-user cloudshell-user 104857600 Feb 22 16:33 test20240222
[cloudshell-user@ip-10-130-48-216 ~]$ time aws s3 cp ./test20240222 s3://bucket名.s3-accelerate.amazonaws.com/ \
> --endpoint-url https://bucket名.s3-accelerate.amazonaws.com
upload: ./test20240222 to s3://bucket名.s3-accelerate.amazonaws.com/test20240222
real    0m3.297s #コマンドの開始から終了までの経過時間
user    0m1.610s #プログラムがCPUを使用した時間
sys     0m0.472s #システムがCPUを使用した時間
cloudshell:S3
[cloudshell-user@ip-10-130-48-216 ~]$ time aws s3 cp ./test20240222 s3://バケット名             upload: ./test20240222 to s3://bucket名/test20240222
real    0m3.080s #コマンドの開始から終了までの経過時間
user    0m1.525s #プログラムがCPUを使用した時間
sys     0m0.544s #システムがCPUを使用した時間

結果

何度か100MBのファイルをS3への転送をデフォルトで転送するパターンとTransfer Accelerationを利用しファイルを転送するパターンで検証した結果、CloudFrontを余計に経由するからか、Transfer Accelerationを利用し、ファイル転送した方が遅くなった

CloudFrontの仕様を理解していない
インターネット経由だから正確な値がでない
リージョン等の考慮していない

東京から東京リージョンS3バケットへファイル転送する場合には、遅い結果になるのかもしれない

Transfer Accelerationを有効化した際に、エンドポイントが表示されます
image.png

あとでゆっくり読みたい
https://developers.play.jp/entry/2023/03/02/194851

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