Eclipse PDT で入力補完が効かないときの最後の手段

はじめに

Eclipse といえば IDE なので当然メソッド名などの入力補完が可能です、改めて言うことでは無いですが。

@return などの DocComment を書いておけば、それを元に候補を出してくれます。

<?php
class Hoge
{
    public function get() {}
}

/**
 * @return Hoge
 */
function func() {}

// 入力補完が効く
func()->get();

DocComment を書いていなくても文脈からある程度察してくれます。

<?php
function nodoc()
{
    return new Hoge();
}

// DocComment がなくても入力補完が効く
nodoc()->get();

ところで最近知ったのですが、次のようにすればオブジェクトの配列でも入力補完させられます。これは便利！

<?php
/**
 * @return Hoge[]
 */
function returnArray() {}


foreach ($a as $x)
{
    // 入力補完が効く
    $x->get();
}

もちろん、配列の場合でも文脈からある程度察してくれます。かしこい！

<?php
function nodocArray()
{
    return array(new Hoge);
}


foreach (nodocArray() as $x)
{
    // 入力補完が効く
    $x->get();
}

ただ、DocComment や 文脈からでは入力補完させられない場合もあります。例えば次のような場合です。

<?php
$class = 'Hoge';
$o = new $class();

他にもリフレクションから newInstance したり、DI や ServiceLocator を使ってると入力補完を効かせられないケースがてんこ盛りです。

そんなときはブロックコメントで @var と変数名とクラス名を書いてやれば OK です。

<?php
$class = 'Hoge';

/* @var $o Hoge */
$o = new $class();

// 入力補完が効くようになった！
$o->get();

本題

Eclipse は色々と頑張って入力補完してくれるのですが、頑張りすぎなのか、もしくは私の書き方がなにかおかしいのか、たまに @var しても入力補完が効かないことがあります。

そんなときに使う最後の手段がこれ。

<?php
$o instanceof Hoge;
$o->get();

instanceof するとほぼ間違いなく入力補完を効かせることができます。

唐突に意味のない instanceof が出てくるのはちょっと気持ち悪いですが・・・テストコードとかならいいよね！