概要
2020年9月リリース予定のParisの新機能をリリースノート読んでメモ。
リリースノートは毎度膨大なので自分に関係ありそうなor興味のあるトピックをピックアップしています。
詳細や全容は公式のリリースノートをご確認ください。
リリースノート
https://docs.servicenow.com/bundle/paris-release-notes/page/release-notes/family-release-notes.html
ITSM
構成管理
システムプロパティ
-
glide.create_alm_asset.async
- trueに設定すると、Configuratin Item登録時に同時にAssetを作成せずに、15分間隔で定期的にスケジュールジョブで登録される仕組みになる
-
glide.asset.create_ci_with_ire
- trueにすることで、Asset登録時にCMDBをIRE(Identification and Reconciliation engine )に従って登録する
上記プロパティはParisの新しいインスタンスではデフォルトtrueで設定されているが、アップグレードの場合はfalseで設定されている。
モバイルアプリでの資産登録、ルックアップ
Agent Mobileアプリで資産管理番号やシリアルNo.などをスキャンして登録、ルックアップができるようになったらしい。
資産棚卸に使えそう。
ベンチマーク
ガイド付きセットアップが提供されるようになった。
https://docs.servicenow.com/bundle/paris-release-notes/page/release-notes/it-service-management/benchmarks-rn.html
変更管理
システムプロパティ
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change.conflict.show_conflict_message
- スケジュールが競合したらメッセージを表示するプロパティ
-
com.snc.change_request.event.state_updated.enabled
- Change Requestのステータスが更新されたらsn_change.state.updatedイベントをトリガするプロパティ
-
change.conflict.consolidated_conflicts
- Change Requestの競合をチェックしたときにAffected CIの競合の包括的(?)リストを作成する
その他機能
- Change success score
- 過去の変更の履歴をスコアリングする
- 予測インテリジェンス
- ハードウェア資産管理とのインテグレーション
- Change Requestに併せてHWのステータスも更新する
(このあたりまだ関係なさそうなので割愛)
ITBM
Agile Development 2.0
- Storyのコピー(Insert/Insert and Stay)
- StoryをEpicにコンバート
CSM
Auto-Responder recommendations for case deflections
ケースが作成されたら、関連するナレッジをメールで自動的に送信する
https://docs.servicenow.com/bundle/paris-customer-service-management/page/product/customer-service-management/concept/auto-responder-case.htmlSelf-Service Analytics dashboard for customer service
ナレッジ、カタログ、仮想エージェントなどのSelf-Serviceがどれだけ使われたかのKPIをモニタリングするダッシュボード
https://docs.servicenow.com/bundle/paris-customer-service-management/page/use/dashboards/application-content-packs/ssa-cs-dashboard.htmlGuided Decisions
カスタマーサービスエージェントがトラブルシュートを効果的に行えるような質問をガイドする
Agent WorkspaceのPlaybookに表示される?
https://docs.servicenow.com/bundle/paris-customer-service-management/page/product/customer-service-management/task/configure-guided-decisions.html
Now Platform
認証
- Externalユーザーへのセルフレジストレーション
- OpenIDのサポート
ドメイン分離
- システムプロパティをドメイン毎に設定できる
セキュリティ
- OutboundのトランザクションのIPアドレス制限など
Time Configuration
営業日カレンダーでのスケジュールジョブ
スケジュールジョブのドメインセパレーション
Upgrade Center
Parisで新しくリリースされるアップグレードに関連アプリケーション
詳細は別途見てみたい。
スクリプトデバッガ
コンソールが使えるようになった
ServiceNow Studio
- ソースコントロールでGlobalアプリケーションをサポート
- Gitから差分更新できるようになった
Web Service
GraphQLのサポート
フローデザイナー
- Action, Subflowの複製
- Submit Catalog Itemアクションの追加
- MRVS対応
通知
アドレスフィルタリング(INBOUND/OUTBOUND)
https://docs.servicenow.com/bundle/paris-release-notes/page/release-notes/now-platform-capabilities/notifications-rn.html
サービスカタログ
- 代理申請がバルクで出せる
- 添付ファイルの形式、サイズ指定が可能に
- リッチテキスト形式のラベル
サービスポータル
- Standard Ticket Page
パスワードリセット
- Password reset for Microsoft Azure AD
その他
件数の多いテーブルを表示する場合のパフォーマンス改善
https://docs.servicenow.com/bundle/paris-release-notes/page/release-notes/now-platform-user-interface/now-platform-ui-rn-landing.html
感想
まだまだ読んだ方がいい箇所はあるけれど一旦ここまで。
使ったことある機能は単語の意味が何となく理解できるが、知らないモジュールの話はリリースノート見てもピンとこない(ので読み飛ばした)。
OrlandoのReleaseNotesもレビューしないとな。。