ガンタンクをRaspberry Piで動かすことを目指す#3 タミヤキット作成編
の続き
今回はRaspberryPiの導入について書く。
やっとQiitaっぽいことを書ける。
#1.RaspberryPiの用意
今回は小型のRaspberryPi Zero WHを使う。
RaspberryPI ZERO はGPIOのピンが付いているWHと
GPIOのピンが付いていない無印のものがあるので購入時に注意すること。
今回はGPIOのピンが付いているWHの方を使う。
[RaspberryPI ZERO WHの写真]
写真のRaspberryPI ZERO WHは既にヒートシンクを付けたもの。
##他に用意するもの
・Micro SDカード
余裕を見て64GBのものを使用した。
Class10のものを使うこと。
・電源用ACアダプタ
5V2.4A~3A対応のUSBで給電できるもの。
スマホに付属のものは電流が足りないことが多いのでできれば別途用意することをお勧め。
・電源用のUSBケーブル(micro USB Type-B <-> USB Type-A[ACアダプタに対応したもの])
5V2.4A~3Aの充電対応タイプのものを使うこと。
これもスマホについている充電用のものでは電流が足りないことが多いので別途購入することをお勧め。
・ディスプレイ
OSのインストール時に必要となる。
HDMI対応のもの。
・HDMIケーブル
RaspberryPiに刺す方がMINI HDMIなので片方がMINI HDMIのもの。
場合によっては変換機をかます。
・USBマウス
OSのインストール時に必要となる。
・USBキーボード
OSのインストール時に必要となる。
・USB HUB
RaspberryPiに接続する側がMicro USB Type-Bに対応したもの(場合によっては変換ケーブルをかます)
RaspberryPi ZERO WHのUSBポートが2つしかなく片方が電源用なので、
マウスとキーボードを接続するためにUSB HUBが必要になる。
・USBホスト変換アダプタ micro USB オス-USB A メス
RaspberryPi側がmicro USB(メス)なのでUSB Aとの変換ケーブルが必要になるかもしれない。
・無線LAN環境
今回は無線LAN経由でOSをインストールする。
・Micro SDカードに書き込みができる環境
ノートPCであればSDカードを刺せる場合が多いがディスクトップ機など
SDカードを刺せない場合は別途USBによるSDカードアダプタを用意する。
・Windowsパソコン
Micro SDカードにOSを書き込むのに必要。
LinuxやMacOSでも可能であるが今回はWindows10で行う。
#2.RaspberryPiにOS(Raspbian)を導入
DebianをRaspberryPi用にビルドされたRaspbianというOSを導入する。
##2-1.MIcro SDカードのフォーマット
Micro SDカードは64GB未満のものは購入時はFAT32でフォーマットされているが、
64GB以上の場合は購入時はexFATでフォーマットされている。
しかしRaspberryPiはFAT32でフォーマットされたものしか認識できない。
よってFAT32にフォーマットしなおす必要がある。
フォーマットには以下のようなソフトを使う。
MiniTool Partition Wizard Free版
使い方まではここでは書かない。
##2-2.NOOBSのダウンロードとMicro SD カードへの書き込み
Raspberry Piの公式サイトへ行き、
DownloadsをクリックしてNOOBSをダウンロードする。
NOOBSというのはRaspberryPiに各種OSをインストールするパッケージソフト(ツール)である。
ここではNOOBS LiteのZIPファイルをダウンロードする。
ダウンロードしたZIPファイル(ここではNOOBS_lite_v3_2.zip)を展開してその中身を
先ほどフォーマットしたMicro SD カードにコピーする。
書込んだMicro SD カードをRaspberry Pi ZERO WHに差し込む。
##2-3.OS(Raspbian)のインストール
Raspberry Pi ZERO WHにUSBハブ、USBキーボード、USBマウス、HDMIディスプレイを繋ぎ、
最後に電源用USBケーブルをつなぐ。
ラズベリーの表示がでて、しばらくするとIPアドレスが取得できない旨の表示が出るので、
無線LANのIDを選択してパスワードを入れる。
画面の下の「Language」で日本語を選ぶと表示が日本語になる。
画面中央にインストールできるOSの一覧がでるので「Raspbian Lite」を選ぶ。
これはGUIがないDebianである。
「インストール」を押すと本当にインストールしていいのか聞いてくるので「はい」でインストールを開始する。
しばらく待つとRaspbianのインストールが完了する。
「OSのインストールが完了しました」
と表示がでて「はい」を押せば再起動する。
コンソール表示がでれば成功。
これ以降の設定は続きで。
ガンタンクをRaspberry Piで動かすことを目指す#5 RaspberryPi設定編