Office 2013は、使用するPCがオンラインでないと満足に使用できないらしい。
とある事情で、イントラネットのPCにOffice 2013をインストールする必要が出てきたので、試行錯誤のログを残したい。
MSの中の人からは怒られそう
前提条件、やりたいこと
- インストール作業環境は、インターネットに接続できる。
- インストールするOfficeは、Home & Business 2013 OEM(PIPC)版
- インストール対象のPCは新品、Office同時購入。諸事情によりWindows 7 Professional 32bitをインストール。
- イントラネットからは、インターネットに接続できない。
- インストール対象のPCは、インストールの完了後にイントラ上のドメインに参加させ、ドメインユーザーでOfficeを使いたい。
普通にインストール
対象PCをインターネットにアクセスできる回線につなぐ。
通常なら、通常ならローカルディスクにインストール用プログラムが格納されており、それをキックするだけでインストールができる。
今回は、諸事情により、別の機会に入手したインストールディスクを使用したが、手順は同じだと思われる。
プロダクトキーを入力し、インターネットで認証を行った上でインストールを完了させる。
One Drive等のクラウドサービスは使用しない(できない)ので、マイクロソフトアカウントは登録しない。
インストールがありえんくらい遅いんだけど何とかならんのか
インストールが完了したら、Word等が正常に起動するか・ライセンス認証がされているか確認する。
テストと失敗と
ネットワークをイントラに繋ぎかえ、動作確認を行う。
Word等を起動してしばらく経つと、何やらインストール画面が表示されて操作不能になる。
「オンラインのまま待て」と言われる。
仕方なくインターネットに繋ぎかえるが、これがいつまで経っても終わらない。
「するな」と書かれていたが、PC再起動で強制終了させた。
この仕組みはClick to Runと言うそうで、インストールされていない機能をオンデマンドでインストールするというものらしい。
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/jj219427.aspx
Click to Runのインストール画面が表示される条件はよくわからない(そもそも、どの機能がインストールされていないかなど知る由もない)が、
私の環境では、「アドイン」の画面を表示させることで再現できることが分かった。
[ファイル] → [オプション] → [アドイン] で表示できる。
結論
試行錯誤の結果、
「プログラムと機能」画面より、「オンライン修復」を実行することで、[アドイン]画面表示時のインストーラ起動を回避することができた。
インターネット環境に戻し、オンライン修復を実行する。
オンライン修復を行った後、Office製品を起動すると、プロダクトキーを聞いてくるため、再入力する必要がある。
ライセンス認証を行った後は、オフラインにしても、「今のところは」問題なく動作する。
この状態でしばらく運用してみることにする。
所感
イントラで使いたいっていうニーズもあると思うけどな。。。
そういう場合はボリュームライセンス版を買えよってことになるだろうけど、中小だとそうもいかないよね。。。