1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

Codex CLIでGemma4を実行してみた

1
Last updated at Posted at 2026-06-08

ollama.png

はじめに

初めまして。株式会社NeurestXの桑山です。

先日、 Ollama がCodex Appに対応するというニュースを見て、Codex 上でローカルLLMを動かすための検証を行いました。本来はCodex App上で動かす予定だったのですがエラーによりCodex CLI上で検証を行いました。

Ollamaとは

Ollamaとは自身のパソコン上で大規模言語モデル(ローカルLLM)を実行できるオープンソースツールです。

ローカルLLMとは、AIモデルを自分たちの環境(社内サーバーやローカルPCなど)で動作させる運用形態です。ローカルLLMの強みはオフライン環境で実行できたり、機密情報を外部に出さず処理できるなどがあります。

対義語はクラウドLLMといい、インターネット経由で外部のAIサービスにアクセスし、AIモデルの処理結果を利用する形態を指します。モデル本体は提供企業のクラウド上にあるのが特徴です。

クラウドLLMの代表例はChatGPTやGeminiなどです。(それぞれOpenAIとGoogleのクラウドにあります)

Codex App

CodexというAIエージェントは一般的にコマンドラインを用いて実行されます(Codex CLI)。このエージェントのアプリケーション版がCodex Appになります。

環境構築

まずはじめに筆者のPCスペックは以下の通りです。ノートパソコンです。

  • CPU: Intel Core Ultra7 258V
  • GPU: Intel Arc Graphics (128 MB)
  • RAM: 32GB
  • OS: Windows 11 Home

Ollamaインストール

上記サイトからインストールしました。

winget install Ollama.Ollama

コマンドラインなら上記からインストールできます。

バージョンが出力されれば成功です。

ollama --version
ollama version is 0.24.0

Codex Appインストール

上記サイトからインストールしました。

使用モデルの切り替え

ollama launch codex-app

ターミナル上でこれを実行すると以下のような画面になります。
ollama_launch_codex-app.png

もう一度実行すると、モデルを選択する画面に遷移しました。
ollama_change_model.png

今回はgemma4を選択しました。

Codex Appが動かない

ローカルLLMを動かそうとしてCodex Appが起動したのはいいもののエラーがでました。

”バックアップサンドボックスを使用する”をクリックしても変化がなく、調べても有効手段が見当たらずCodex Appの使用を断念し、Codex CLI上でOllamaを動かすことにしました。
CodexApp.png

また、ターミナル上で以下のコマンドを実行することでCodex(モデル指定)を起動できます。

codex --profile ollama-launch-codex-app

しかしコマンドを実行すると、以下のようなエラーが出ました。

Error loading config.toml: --profile ollama-launch-codex-app cannot be used while C:\~~\.codex\config.toml contains legacy profile = "ollama-launch-codex-app" or [profiles.ollama-launch-codex-app] config; move those settings into C:\~~\.codex\ollama-launch-codex-app.config.toml and remove the legacy profile selector/table. See https://developers.openai.com/codex/config-advanced#profiles for more information.

要するに、config.tomlで書き方が違うから動かないみたいなことが言われてます。原因は十中八九ollama launch codex-appを実行しconfig.tomlが書き換えられたことが原因かと思います。

そのため、configまわりを整理しました。

config.toml内の

  • [profiles.ollama-launch-codex-app]
  • [model_providers.ollama-launch-codex-app]
    この2つの部分を消します。消しただけだとgemma4で起動しないためconfig.tomlがあるディレクトリでollama-launch-codex-app.config.tomlを作成します。そこに下記を入力
model = "gemma4"
model_provider = "ollama"
[model_providers.ollama]
name = "Ollama"
base_url ="http://127.0.0.1:11434/v1/"
wire_api = "responses"
codex --profile ollama-launch-codex-app

上記コマンドを実行するとターミナル上でCodex CLIが動きました。modelの部分をgemma4:e4bなどに変更するとそのモデルで起動します。

ようやく実行

なんとか環境構築することができ、ようやくCodex CLI(モデルの中身はGemma4)という状態で実行することができました。

今回行うこと

Codex CLI上でモデルをgemma4:e4bとgpt5.5を用いてローカルLLMとクラウドLLMの比較を行う。同じ文(日本語)で命令を下し、実行結果の出力時間やコード量によって比較を行います。

今回用いたプロンプトは以下です。

あなたはCodex CLI上で動く開発エージェントです。
このプロジェクトのファイルを直接作成・編集してください。
説明だけ、挨拶だけ、コード表示だけで終わらないでください。
Flaskでログイン機能を作成してください。
必要なファイル app.py, requirements.txt, templates/login.html, templates/home.html を作成してください。

GPT-5.5の結果

実行時間は1:08でした。
GPT-5.5_1.png
GPT-5.5_2.png

正しくファイルが作成されていることが確認できました。

また実行すると、
GPT-5.5_3.png
GPT-5.5_4.png

しっかり画面表示、ログインできました。

Gemma4:e4bの結果

今回このモデルを用いたのは筆者のPCのスペック的に大規模なLLM(gemma4:31bなど)は動作が安定しない可能性があり、軽量なモデルであるgemma4:e4bを採用しました。

実行時間は2:57でした。
Gemma4_1.png

プロンプトの、”コード表示だけで終わらないでください。”について無視されていました。しかしコードは表示されていたのでファイルを作成して試してみます。

とりあえず、app.py, requirements.txt, templates/login.html, templates/home.htmlを作成し、それぞれ出力されたコードを張り付けていきます。ここで見落としてたのですが、home.htmlじゃなくてindex.htmlで出力されていました。以下画像のhome.htmlは中身空白です。

ソースコードをコピペして実行してみました。
Gemma4_2.png
Gemma4_3.png
Gemma4_4.png
Gemma4_5.png

UIの違いはあれど要件通りになっていました。

おわりに

今回は、Codex CLI上でOllamaを用いてローカルLLMを実行しました。筆者のPCがノートパソコンであり、そこまで高スペックではないためgemma4:e4bとgpt5.5の比較を行いました。

この結果的には、ノートパソコンでLLMを実行する場合にはクラウドLLMを使用したほうがいいなと感じました。理由としては2点あり、まずは実行時間の点です。次点で、命令理解度の差です。今回用いたプロンプトでは実行時間に2分弱の差があり、命令理解については目に見えて差が感じられたためクラウドLLMのほうが良いと考えました。

一方でローカルLLMはネットワークなしのオフライン環境で実行できるなどの強みがあるため、用途に応じて使い分けることが好ましいと感じました。

参考リンク

1
0
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
0

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?