何ができるか
- 任意(とりあえずTCP 25番と1025番)のポートで待ち受ける
- 認証なしでメールを受け取るとそのまま外部へメールを転送する
- 送信元アドレス(header-from)があらかじめ設定されたドメインだったらDKIM署名を付加
- 次の2種類のログを残す
- 送信元・送信先・表題など(タブ区切り)
- ヘッダを含めたメール本文全体(メール1件に対してファイル1個)
新しいPostfixでできること
2020/6/5現在、Postfixの最新バージョンは3.5.2です。
CentOS 8でも(リポジトリを追加しないと)デフォルトで落ちてくるのは2.3なので素直に2.x系を使っている人が多いようなのですが、新しいバージョンでは色々と便利な機能が増えています。特に3.4ではコンテナサポートということで、
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maillog_file = /dev/stdout
でログを標準出力に吐き出せるようになった- maillogではなくDockerのログとして残せる
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postfix start-fg
がサポートされた- サービスを起動した後で無限に待ち受けをしてくれる
- 何らかの理由でPostfixが落ちたらコマンドが終了→コンテナも終了→docker-composeが再起動するようにできる
という2点により、Postfix + OpenDKIMのみの構成であればSupervisorも不要になっています。
いまどきAWS SESで良くない?
まあ……はい……