TL;DR（要約）

前置き

ubuntuを触りたいお年ごろ。そんなあなたは試行錯誤する中でrootパスワードを設定したくなります。ここでは、仮にrootパスワードを忘れてしまった場合に備えた解決策を書きました。

sudo権限を持っているユーザでrootのパスワードを変更する

手順1. 次のコマンドからrootのパスワードを変更

sudo (username) passwd root

sudo権限を持つアカウントのパスワードも忘れてしまった（ダメ。ゼッタイ。）

手順1. GRUBモードを起動するために、再起動した後「ESCキー」または「Shiftキー」を連打

手順2. 「ubuntu」にカーソルを合わせて、「eキー」を押す

手順3. 「linux /boot/......」と記述されている行を見つける

手順4 「ro」と書かれているところを「rw single init=/bin/bash」に書き換え、あの後に続く単語を削除する（行は削除しちゃダメ）

手順5. 「Ctrl+X」または「F10」を押す

手順6.「root@(none)#」とでてきたら、次のコマンドを打ちパスワードを変更

passwd

手順7.「Ctrl+Alt+Del」を押し、再起動をかける

rootのパスワードは、デフォルトでは設定されていないため、パスワード入力によってrootアカウントに直接ログインすることができなくなっています。これは、rootアカウントが乗っ取られるリスクを下げるためだと思われます。そのため、本来はrootのパスワードを設定しない方が安全かもしれません。

（ただ管理者の意識次第ではありますので、sudo権限を持つアカウントを乗っ取られてしまったら、元も子もありません。）

そのため、rootのパスワードを設定してしまったら、削除する方法を書いておきます。

passwd -d root

ありがとうございました。