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ひとりで会社を設立する場合のベストプラクティス

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オフィスを借りましょう

バーチャルオフィスを利用すれば、年間約5万円で住所を借りることができます。初期コストを抑えるためにもおすすめです。

会社のホームページを作りましょう

ノーコードツールのSTUDIOを使うと、月々約1,000円でホームページを作成できます。テンプレートを有料で購入すれば、プロフェッショナルなデザインのホームページが簡単に完成します。Bubbleなどの他のノーコードツールもありますが、ホームページ制作にはSTUDIOが最適です。
エンジニアだと自分で作りたがってしまいますが、保守運用の観点や情報更新のしやすさの観点からノーコードツールでコスパよく作るのがおすすめです。自分はp5.jsでかっこいいロゴアニメーションを作り、サイトに埋め込もうと努力していましたが、よく考えると今努力するべきなのはこっちじゃないなと気づき普通にSTUDIOに切り替えました。

Microsoft for Startupsに登録しましょう

Microsoft for Startupsに登録すると、25,000ドル(約400万円相当)のAzureクレジットがもらえます。他にもOpenAIやBubbleのクレジットなど、多くの特典があります。

StartPassに登録しましょう

StartPass(公式サイト)に登録すると、月額1万円かかりますがAWSの10,000ドル(約150万円相当)のクレジットがもらえます。他にも以下のような特典があります:

  • AWSサーバーが7%オフ
  • STUDIOの1年間半額権
  • Notionの6ヶ月間無料
  • Slack1ヶ月無料
  • Spirの3ヶ月無料
  • freeeが1年間無料(「ミニマム」または「ベーシック」)
  • Stripeの決済手数料無料(200万円まで)
  • スペースマーケットの利用10回まで10%割引

東大松尾研アントレ教育/起業コミュニティMACCに入る

優秀な仲間や貴重な情報が得られるため、入会を強くおすすめします。

ロゴを作りましょう

logoai.comを利用すると、約6,000円で高品質なロゴを簡単に作成できます。

株の金額の割合について

100%自分で持って設立することをお勧めします。正直、スタートアップの株は価値がないです。ですが分散することによって会社が潰れるリスクが存在します。なぜなら事実上一回渡した株は、返してもらうことは気持ち的に不可能だからです。そうなったら会社を潰して新しく会社を作ることになります。僕の周りにもそういう人がいっぱいいます。
それでも渡さないといけない場合があると思います。そのときの対処法について解説します。
メインの株主であるあなたが90%自分で保有する。10%以下を共同創業者に渡す。これは「特別支配株主の株式等売渡請求制度」を利用して、少数株主の同意を得ることなく株式を買い取れるため、株を返して欲しい場合にすぐに回収出来ます。
それでも厳しい場合には、20:80で株を分けるか30:70で株を分けるのかという話なると思います。
その場合は20:80の方がお勧めです。これは、VCを入れる場合の話になります。20:80だとVCで10パーセント増資したとしても80パーセント→72.73%と2/3以上の割合の株を持ち続けることが出来ます。ちなみに20パーセントまでの増資まであなたは2/3以上の割合の株を持ち続けることが出来ます。
一応、手続きが大変ですが2/3以上の株を持っている場合は「株式併合」を用いて、1/3以下の株主を排除できます。株式数を圧縮することで、少数株主の株式を端株にしてしまう手法ですね。でも本当に面倒ですし、共同創業者との間には深い深い溝ができることになるでしょう()
もしくは「全部取得条項付種類株式」を発行するという手段もあります。ただこれも2/3以上の株主が同意しないと効力を発揮できませんが、「発行会社から請求された場合強制的に発行会社へ売却しなければならない」という義務があるのでこの株式を発行してもいいかもです。
正直、株で揉めるのは本当に非生産的な行為だと思います。会社の本業であるプロダクトやお客様に全く関係ない話で結局誰も得をしないので、最初から揉める可能性がある要因はなくすべきだと思います。なので揉める前に合意を取るか、そもそも100%で持って問題自体を消失させるのがお勧めです。
まずは創業者自身が株とは何なのかをしっかりと定義するべきですね。僕の場合は「会社で成果を出している人のみが持てるもの」と考えているので退職したらどれだけ長く働いていても返してもらうようにしています。
ちなみに弊社がとあるサービスで大赤字を出して、キャッシュが無く銀行口座が空っぽの時がありました。法人は有限責任と言いつつも、結局債務者に誰かがお金を払う必要があります。その場合に私と共同創業者の持っている株の割合で個人資産から負担することになりました。事実はもっと複雑なので端折りますが、結局代表はそういう責任を常に抱えているということも覚えておくと良いでしょう。

Freeeの会社設立サービスを利用しましょう

Freeeの会社設立サービスを使えば、オンラインで簡単に会社設立が可能です。一人で100%株主の場合、法務局に行かずに設立手続きが完了します。会社設立日は大安を選ぶと良いでしょう。
※ ちなみにオンラインで手続きする場合は公証役場との面談の日が会社設立の日になります。Freeeには書かれておらず、気づいて面談の日をずらしてもらいました。

役員報酬は適切に設定しましょう

役員報酬を0円にすることはおすすめしません。役員報酬を適切に定めることは節税効果もあり、精神的にも安定します。初年度は赤字決算を迎えることで、税金が軽減されることもあります。親の扶養に入っている場合などは考慮しても良いかも知れませんが、やはり労働に応じた適切な金額がおすすめです。
僕は書類を出すのが面倒だったので、役員報酬を0円にしたら1年間変えられず、ずっと無給で働いて普通にメンタルがやられかけました。あと節税になります。100万で会社設立して、役員報酬20万にしたら5ヶ月も会社持たないじゃん!って思う人がいるかも知れませんが、別に払わなくても会社の借金になるだけで問題ないです。逆にこれのおかげで初年度は赤字決算を迎えられるので税金が0になります。ちなみに税金はその年度の利益の1/3くらいと消費税って思っといた方が良いです。赤字決算がどれだけ節税になるか…。ちなみに会社から代表に渡すお金は役員報酬以外存在しません。僕はそれのせいで会社で1年間フルコミットしたのに個人の口座の金額は減りまくっていて辛いです…。(愚痴失礼)

共同創業者がいる場合は契約を結びましょう

共同創業者がいる場合は創業者間株主契約を結びましょう。これが結べないパートナーとは創業するべきではないです。また相手の親が体調不良になって1年間離れないといけない場合に共同創業者が持っている株はどうするのかについてもしっかりと議論しましょう。またどれくらいのパフォーマンスをお互い出し続けるのか。半年後に、どれくらいのパフォーマンスが出ていなければ、会社を辞めてもらって、株を返してもらうのか。とかについても明確に話し合った方がいいです。会社を作る場合は明るい話ばかりしたがりますが、最もするべき話は、どちらかが会社を辞めるときにいくらでどちらに株を渡すのかです。おすすめは最初に投資した時の金額で全株を相手に譲るということです。そして働いた分はお金で返す。それがお互い平等な取引になっていいと思います。

銀行口座を作りましょう

住信SBIネット銀行をおすすめします。Freee会計と連携することで、請求書の振り込みが自動化されます。

SUBLINEで050の電話番号を取得しましょう

個人の電話番号をサイトに掲載するのは避け、050の電話番号を利用すると便利です。月々1000円くらいでサブの電話番号が持てます。個人の電話番号を公開するとスパムメッセージだらけで大変なことになります(体験談w)
あとこのサービスは他の人とアカウント共有できるので、会社のメンバーが誰でも電話応答できるというメリットもありますよ。

Prtimesのスタートアップチャレンジを活用しましょう

これは2年以内に10回までプレスリリースが無料になる特典です。サービスをリリースしたら、必ずPrtimesで告知することをお勧めします。 ネット上での認知度が大きく変わります。
https://prtimes.jp/startup_free/

経理について勉強しましょう

毎月の月末に月締めを行う必要があります。詳しくは別のnoteでまとめています:https://note.com/nero1014/n/n4e277f877a28

Amazonビジネスアカウントを作りましょう

freeeと連携でき、経理作業が楽になります。
会社設立の準備と設立後のアクションについて、これらのステップを踏むことで、スムーズにビジネスを始めることができます。
以上です。思いついたら色々書き足していくと思います。
頑張ってくださいね!

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