10/4のSteamVR 安定版アップデート(1538437695)でViveTrackerのデフォルト挙動が変わりました。
はるか昔にリリースされたSteamVR対応のガンシューティングを、手持ちのhyper-blasterをつけたViveTrackerで遊ぶことが出来るようになる。
という代わりに、VRChatやVTuber、あるいはIKinema OrionでVive Trackerを使っていた人はSteamVR上で設定変更しないとViveTrackerの挙動が変になった!と困ることになります。それの説明をします。(以下のURLの適当訳です)
Recent Vive Tracker Changes in SteamVR
デフォルト挙動を変えた理由はViveTracker対応ゲームを増やす為です。
StemaVR対応ゲームは大きく分けて以下の3パターンに分けられます。
- 体のトラッキング用(VRChatやIsland359など)
- 専用コントローラに取り付けて遊ぶ(Arizona Sunshine など。こういうコントローラやラケット型のコントローラにVive Trackerを取り付ける https://www.ask-corp.jp/products/hyperkin/vr-accessories/hyper-blaster-for-vive-tracker.html )
- Tracker非対応(ほとんどのSteam VRゲームはこれ)
今回のアップデートでSteamVR Inputという仕組みによって「ユーザの手に持っているデバイス」というパラメータを用意しました。普段はViveコントローラがこの役目を持ち、3においては振る舞いが変わることはありません。
10/4のアップデートで何がしたかったかというと、ViveTrackeのデフォルトの挙動を1を想定した位置と姿勢だけを出力する物から2,3を想定した(Viveコントローラの代わりに使う)ようにしました。
ユーザは従来挙動に戻すことも出来ます。 VRChatユーザなどでトラッカー挙動を直したい場合は
SteamVRの「Manage Vive Trackers」から全てのvive tracker設定をdisable にしてください。するとすべてのSteamVRを利用したアプリ内でのViveTrackerの挙動が今までの通りになります。
これだけを聞くとVRChatユーザにとっては「なんでこんな不便な変更になったの!!」と思われるかもしれませんが、ガンコントローラを買ったユーザが、ガンコントローラ非対応SteamVRゲームをガンコントローラで遊ぶ事が(ゲームのアップデート無しで)行えるようになります。
IKinema Orionユーザの人へ
上記のようにVive trackerのRoleをdisableにしたらIKinema Orion上のVive Tracker挙動も元に戻りました!やりましたね!!!
何もしないとこんな感じでした
ViveTrackerを6個以上使う人へ
なんと現在はHMD上の設定画面ではVive Trackerを6個以上繋いでいるとレイアウトが崩れて変更できないTrackerが出てきます。
一旦Trackerのペアリング数を3個以下にして、順番に設定していきましょう もしくはブラウザ上から設定しましょう。