はじめに
この記事は、1年前の僕と同じように 「何か始めたいけど、何から手をつければいいか分からない」「周りと比べて焦っているけど、自信がない」 と悩んでいる情報学生に向けて書いています。
結論から言うと、1年前の僕は「何もやっていない」空っぽな状態でした。そんな僕がたった2週間のハッカソンでどう変わり、なぜ今年は100人規模の運営に関わっているのか。そのリアルな変化をお伝えできればと思います。
自己紹介
初めまして。現在、システム工学研究会(通称:シス研)の代表を務めている石丸です。
今でこそ100人規模のイベントを運営したり、代表として動いたりしていますが、1年前の僕は全く違いました。
一応、技術系のサークルである「シス研」に所属はしていたものの、当時の僕は 「交流会やお喋りには顔を出すけど、技術的なことには一切触れない」 という、名前ばかりの情報学生でした。
自分から進んでコードを書くことはなく、誰かに誘われない限り勉強会などに参加しない。そんな「受け身」の塊のような存在だったんです。
当時の自分
当時の僕は、いわゆる「典型的な、口だけの情報学生」でした。
授業の課題は最低限こなすけれど、それ以上は何もやらない。 長期休みに入る前は「今度こそ何か開発するぞ!」と意気込むものの、いざ休みが始まると「今日は疲れたから明日からでいいか……」と先延ばしにする毎日。
結局、「技術をやってみたい」という好奇心よりも、「めんどくさい」という怠惰が圧勝していました。

※当時の草:1年前の僕のGitHub。見事なまでに真っ白(授業のやつをあげてみたりしてた)
Gitという言葉は友達がなんか言ってるのでしってる、コマンドを叩いたことなんてほとんどありません。「共同開発」なんて、どこか遠い世界のすごい人たちがやっていることだと思っていました。
自分のPCに入っているVS Codeは、ほぼ授業の課題のためだけに開かれる「課題提出用ツール」に過ぎませんでした。
ハッカソン参加の動機
当時の僕は、「シス研が初心者向けハッカソンをやるらしい」「有名な企業も来るらしい」という噂は聞きつつも、心の中では 「へー、すごいな。でもだるいし、自分には関係ないかな」 と冷めた目で見ていました。
*当時の告知
そんな僕の背中を無理やり押したのは、意外な出来事でした。
SlackのDMで全く喋ったことのない、顔見知り程度の人から、いきなりDMが届きました。
「ねえ、一緒にハッカソン出ない?」
正直、驚きました。当時の彼女らは技術に対してすごく熱心で、東京ゲームショウなんかにも参加しており、僕からすれば「自分とは違う、遠い世界にエンジニア予備軍」に見えていました。 「自分なんかがついていけるのかな……」という不安もありましたが、人から必要とされて誘われるのは、決して悪い気はしませんでした。
「まあ、せっかく誘ってもらったし、一回出てみるか。」
そんな軽い気持ちで決めた「SysHack2025 初陣の春」が、まさか自分の人生を180度変えることになるとは、その時の僕は知る由もありませんでした。
人生を変えた2週間
軽い気持ちで参加したハッカソンでしたが、待っていたのは想像以上の泥臭い2週間でした。 初めて触るフレームワーク、意味不明なエラーメッセージ。「やっぱり自分には無理だったんじゃ……」と心が折れそうになったこともありました。
でも、そんな絶望を上回るほどの「脳汁が出る瞬間」が、そこにはあったんです。
当時は部室が開放されていて、チームメンバーと集まって作業ができました。 隣で必死にコードを書いているチームメイトの姿を見ると、「自分も負けていられない、もっと頑張ろう」と自然に指が動きました。一人だったらきっと諦めていたエラーも、仲間の熱量があったから乗り越えられました。
「繋がった」瞬間の鳥肌
一番の衝撃は、フロントエンドとバックエンドが初めて繋がった瞬間です。 自分が作った画面からデータが送られ、裏側で処理されて返ってくる。バラバラだったピースが一つになったあの瞬間、脳汁が溢れました。「やばい、動いた!」とチーム全員で盛り上がったあの光景は、今でも忘れられません。
止まらないワクワク
一度形が見え始めると、もう止まりませんでした。 「もっとこうしたい」「この機能も追加できるかも」と、気づけばあんなに嫌いだった「勉強」や「開発」に、時間を忘れて没頭していました。
サポートしてくれたメンターの存在
そんな熱狂の中でも、やはり初心者の僕たちだけでは解決できない壁に何度もぶつかりました。 そんな時、常に寄り添ってくれたのがSysHackのメンターの方々でした。
「こんな初歩的なことを聞いていいのかな……」と最初はビクビクしていましたが、メンターの皆さんはどんなに小さな詰まりでも、僕たちと同じ目線で一緒に悩んでくれました。
いろんな人に相談しながらプロジェクトを進めていくことで、僕の成長角度は一気に上がりました。
手にしたのは「賞」以上の自信
2週間の泥臭い開発の末、迎えた最終日のプレゼン。 僕たちのチームは、ありがたいことに 「NxTEND賞」 をいただくことができました。
もちろん賞をいただけたこと自体も嬉しかったのですが、それ以上に僕の心を動かしたのは、「何もやっていなかった自分でも、本気で向き合えば結果に手が届くんだ」という気持ちでした。
参加するまでは、授業の課題すら面倒くさがっていた僕。 GitHubが真っ白で、何者でもなかった僕。
そんな自分でも、本気で取り組めば誰かに認められるプロダクトが作れるんだ。 この時手にしたのは、賞状以上に重い「自分もエンジニアとして歩き出せる」という自信がつきました。
その後の1年
ハッカソンが終わっても、僕のやる気は上がる一方でした。
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学外への挑戦
様々なハッカソンで作ったプロジェクトをブラッシュアップし、「技育博」や「技育展」といった学外の大きなイベントにも積極的に参加しました。そこでもありがたいことに賞をいただくことができ、さらに自信がつきました。 -
人との繋がり、そしてキャリアへ
イベントに足を運ぶたびに新しい出会いがあり、そこで知り合った先輩から今のインターン先を紹介していただきました。 今ではWebフルスタックエンジニアとして、実務のコードを書く毎日です。

※1年前は真っ白だった僕のGitHubも、今ではこれだけ「動いた証」が刻まれています。
1年前、あのDMに「Yes」と答えていなければ。 「だるい」という理由で逃げて、コタツでYouTubeを見ていたら。
今の僕はこの景色を見ていなかったし、こうして100人規模のイベントを運営することも、この記事を書くこともなかったはずです。「一歩踏み出す」だけで、これほどまでに世界は広がるんだと、身をもって実感しています。
SysHack 2026 運営としての想い
1年前、僕は一通のDMで人生を変えてもらいました。 だからこそ、今年のSysHack 2026では、僕が 「きっかけを創る側」 として全力を尽くしています。
今、参加を迷っている初心者の方に伝えたいのは、 「とにかく一歩だけ踏み出してほしい」 ということです。
「技術がないから不安」なのは当たり前です。その不安を解消するために、僕たちは徹底的なサポート体制を整えました。
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全員学生のメンター・運営
質問しづらい「プロ」ではなく、少し先を行く「先輩」が同じ目線で全力サポートします。 -
充実の勉強会
ハッカソン前から、開発に必要な知識を補う場を用意しています。 -
全員参加への挑戦
「人生が変わるきっかけ」を一人でも多くの人に届けるため、運営チームで必死に調整し、できるだけ多くの人が出場できる環境を整えました。
もし今、この記事を読んで「自分なんかが……」と思っているなら、 「とりあえず」 でいいので飛び込んできてください。
そして、周りに迷っている友達がいるなら、ぜひ声をかけてあげてください。 1年前、僕にDMをくれたあの二人のように、あなたのその一言が、誰かの人生を180度変えるかもしれません。
最後に
SysHack 2026は、単なる技術イベントではありません。「何もやっていない自分」から卒業するための、最高の舞台です。
会場で皆さんに出会えることを、心から楽しみにしています!
▼ SysHack 2026 公式サイト
https://www.sysken.net/syshack2026/
▼ SysHack 2026 申し込み
https://sysken.connpass.com/event/372782/


