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DockerでMySQLを起動して、Intelij IDEAで接続する方法

Last updated at Posted at 2020-05-24

DockerでMySQLを起動して、Intelij IDEAにdockerプラグインを導入して接続する方法を紹介します。画像多めです。

作業環境

OS:Windows 10
エディション:HOME
バージョン:2004

事前準備

①Windowsを最新版にアップデートする

下記のサイトを参考に、Windows 10 HOMEの場合は必ず最新版までアップデートしておきます。
https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1701/07/news037.html
最新版になるまで、何回もやる可能性があります。下のような画面になれば、OKです。
202005191040.png

②IntelliJ IDEAのインストールする

以下のサイトを参考にIntelliJ IDEAの Community Edition をインストールし、日本語化します。
https://sukkiri.jp/technologies/ides/intellij-idea/intellij-idea-win.html
※Editionが2つあるので、注意してください。
202005241417.png

③Dockerをインストールする

以下のサイトを参考に、Dockerをインストールします。
https://techracho.bpsinc.jp/ebi/2020_03_27/90477

Windows 10 HOMEの場合は、インストール方法が特殊なので、下記のサイトを参考にインストールしてください。
https://tech.guitarrapc.com/entry/2020/04/21/034236

④Dockerの設定

Dockerのインストールが終わったら、起動して、上の歯車のアイコンを押して、設定を開きます。
202005191315.png
「General」の中にある「Expose daemon on …」をオンにし、下にある「Apply & Restart」を押します。
※Dockerの画面が出ない場合は、ここからアクセスします。
202005190946.png

サンプルソースをダウンロードする

今回は下記のサイトから、サンプルコードをダウンロードします。
https://github.com/miyabayt/spring-boot-doma2-sample
下の画像にように、「Clone or download」という緑のボタンを押すと、下のような画面が出てくるので、「Download ZIP」を押してダウンロードします。
202005191300.png
ZIPファイルをダウンロードして、デスクトップなどに解凍してから、Cドライブ直下に移動してください。
202005200019.png
私の環境下では、Cドライブ直下に解凍すると、下記のように解凍されました。元のフォルダの構成がとは異なるので、エラーの原因になります。上記の画像と同じ構成になるように解凍してください。
202005192249.png

IntelliJ IDEAにプラグインを導入する

事前準備が完了したら、IntelliJ IDEAに4つプラグインを導入します。

①Lombok pluginをインストールする

「構成」→「プラグイン」を押します。
202005191058.png
下記のような、プラグインを追加する画面に変わります。
202005191100.png
赤枠で囲ったところに「Lombok」と入力すると プラグインが表示されるので、インストールボタンを押して、インストールします。
202005191103.png

②Eclipse Code Formatterをインストールする

次に「Eclipse Code Formatter」と入力すると プラグインが表示されるので、インストールボタンを押して、インストールします。
202005191218.png

③Dockerをインストールする

次に「Docker」と入力すると プラグインが表示されるので、インストールボタンを押して、インストールします。
202005191223.png

④Python Community Editionをインストールする

次に「Python Community Edition」と入力すると プラグインが表示されるので、インストールボタンを押して、インストールします。
202005191226.png
※このプラグインはIntelliJ IDEAからおすすめされて入れたので、不要の可能性もあります。
プラグインのインストールが終わったら、OKを押すと前の画面に戻ります。

導入したプラグインを設定する

次にプラグインの設定をしていきます。
「構成」→「設定」を押し、設定の画面を開きます。
202005191056.png

①Lombok pluginの設定

左側の「ビルド、実行、デプロイ」を押し、「コンパイラー」を開き、その中の「注釈プロセッサー」を押します。
202005191016.png
右側の画面が変わるので、「注釈処理を使用可能にする」にチェックを入れ、上の画面のようになればOKです。

②Eclipse Code Formatterの設定

左側の「その他の設定」→「Eclipse Code Formatter」を押します。
202005191020.png
右側の画面が変わるので、「Use the Eclipse code formatter」にチェックを入れ、「Eclipse Java Formatter config file」の右の「参照」を押すと、ファイル選択の画面が出てきます。
202005191021.png
先程解凍した「spring-boot-doma2-sample-master」というフォルダを開き、その中の「eclipse-formatter.xml」を選びます。

eclipse-formatter.xmlまでのパスは、Cドライブ直下に「spring-boot-doma2-sample-master」がある場合は、下記の通りになります。
C:\spring-boot-doma2-sample-master\eclipse-formatter.xml

③Dockerの設定

左側の「ビルド、実行、デプロイ」を押し、「Docker」を押します。
202005191014.png
「TCPソケット」を選び、接続が完了すればOKです。
接続できない場合は、まずはDockerが起動しているかどうか確認してください。

以上でプラグインの設定は終了です。

IntelliJ IDEAの設定を変更する

プラグインの設定が完了したら、IntelliJ IDEAの設定を変更していきます。

①bootRunを実行している場合でもビルドされるようにする

Intellij上で「Ctrl+Shift+A」を押すと、小さい画面が出てくるので、「レジストリー」と入力します。
202005191328.png
すると下に「レジストリー」と出てくるので、ここを選びます。
202005191331.png
「compiler.automake.allow.when.app.running」という項目探して、右側のチェックボックスにチェックを入れます。終わったら、「閉じる」を押します。

②コンソール出力の文字化けを防ぐ

Windowsの場合は、コンソール出力が文字化けするため、C:¥Program Files¥JetBrains¥IntelliJ Idea xx.x.x¥binの中にある「idea64.exe.vmoptions」というファイルを開きます。
202005191338.png
一番下の行に「-Dfile.encoding=UTF-8」を追記して保存します。
202005191339.png

③Java11を設定する

「構成」→「プロジェクト構造」を選びます。
202005191345.png
設定が開くので、「プロジェクト設定」→「プロジェクト」を開き、「プロジェクトSDK」と「プロジェクト言語レベル」をそれぞれ、「11」を選びます。
202005191352.png
もし、「プロジェクトSDK」で「11java version “11.0.7”」といった項目が出ない場合は、以下のページより「Java SE 11 (LTS)」の「JDK Download」からダウンロードして、インストールしてください。
https://www.oracle.com/java/technologies/javase-downloads.html

※詳しいインストール手順が必要な場合はこちらを参考にしてみてください。
https://sukkiri.jp/technologies/processors/jdk/jdk-win_install.html

DockerでMySQLを起動する

初回起動の場合

初回起動の場合は、以下の手順でMySQLを起動します。
202005191610.png

①docker-compose.ymlが存在するフォルダを確認する

サンプルコードの中には、DockerでMySQLを起動するための設定ファイル「docker-compose.yml」が含まれています。
202005200106.png
Cドライブ直下に「spring-boot-doma2-sample-master」がある場合は、「C:\spring-boot-doma2-sample-master\docker」にあります。

②Windows Power Shell を管理者権限で起動する

Dockerにコンテナなどを追加するので、タスクバーのwindowsマークの上で右クリックして、Windows Power Shell を管理者権限で起動します。
202005200041.png

③Windows Power ShellからDockerのMySQLを起動する

急にWindows Power Shellが出てきて、難しそうですが、入力するのは以下の2行だけです。

cd C:\spring-boot-doma2-sample-master\docker
docker-compose up

先程の「docker-compose.yml」というファイルが存在するフォルダまで移動します。Cドライブ直下に「spring-boot-doma2-sample-master」がある場合は、以下のようになります。

cd C:\spring-boot-doma2-sample-master\docker

“docker-compose”というコマンドが使えるかどうかを確かめるために、以下のように入力します。

docker-compose --version

以下のようにバージョンが表示されればOKです。

docker-compose version 1.25.5, build 8a1c60f6

次に以下のように入力して、MySQLを起動します

docker-compose up

エラーが出てうまく行かない場合は、docker-compose.ymlが存在するフォルダまで移動してから、上記のコードを実行しているかどうか、確認してください。
このコマンドが終了すると、Dockerの画面が下記のように変わります。
202005190953.png
簡単にDockerでMySQLを起動することができますね。

2回目以降

Dockerを起動します。Dockerの画面が出ない場合は、ここからアクセスします。
202005190946.png
白いクジラのアイコンの上で右クリックをして、「Dashboard」を選びます。
202005190948.png
Dockerの画面が出てきたら、赤枠で囲った▶部分を押します。
202005190949.png
MySQLが出てくるので、赤枠で囲ったボタンを押すと、サーバーの起動が始まります。
202005190952.png
下の画面が出てくればOKです。
202005190953.png

Dockerで起動したMySQLに、Intelij IDEAを接続する

Intelij IDEAを起動して、「オープンまたはインポート」を選びます。
202005191417.png
Cドライブ直下に解凍した「spring-boot-doma2-sample-master」を選び、OKを押します。
202005191420.png
下のような画面が出てくるので、「サービス」を選びます。
202005190959.png
画面が変わると「Docker」が出てくるので、選ぶと接続が始まります。202005191000.png
接続が完了すると、以下のような画面になります。
202005191001.png
以上で、Dockerで起動したMySQLに、Intelij IDEAで接続することができました。

サンプルコードを動かす

ここからは、サンプルコードを動かしていきます。
サンプルコードを動かす前に、プラグインの設定とJavaの設定を確認してください。
確認が終了したら、Intelij IDEAの「ターミナル」を開きます。
202005191002.png

①バージョン確認

ターミナルが起動したら、以下のように入力します。

cd C:\spring-boot-doma2-sample-master

次に、以下のようにコードを入力します。

gradle -v

以下のように、バージョンが表示されます。

------------------------------------------------------------
Gradle 6.3
------------------------------------------------------------

Build time:   2020-03-24 19:52:07 UTC
Revision:     bacd40b727b0130eeac8855ae3f9fd9a0b207c60

Kotlin:       1.3.70
Groovy:       2.5.10
Ant:          Apache Ant(TM) version 1.10.7 compiled on September 1 2019
JVM:          11.0.7 (Oracle Corporation 11.0.7+8-LTS)
OS:           Windows 10 10.0 amd64

②サンプルコードを動かす

次にサンプルコードを動かします。以下のように入力します。

gradlew composeUp

プログラムが終わったら、以下のように入力します。

gradlew :sample-web-admin:bootRun

しばらく待つと、95%で止まりますが、そのままでOKです。
202005191007.png
これでアプリが起動したので、http://localhost:18081/adminにアクセスします。
screencapture-localhost-18081-admin-login-2020-05-19-10_09_21 (1).png
上のような画面が出てきたら、成功です。お疲れさまでした。

この記事は先輩エンジニアからアドバイスを受け、個人ブログから移植しました。おかしいところなどありましたら、ご指摘いただけると幸いです。

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