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PDFリネームツール「PDF-renamer」のご紹介

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PDFリネームツール「PDF-renamer」のご紹介

PDFファイルをダウンロードした際、例えば、ファイル名が「講演001.pdf」や「資料_20251006.pdf」など、内容がわかりづらい名前になっていることがあります。
特に大量のPDFを扱う場合、後から目的のファイルを見つけるのが困難になることもあります。

そんな時に役立つのが、PDF-renamerというGroovy製のCLIツールです。このツールは、指定したディレクトリ内のPDFファイルを再帰的に検索し、各PDFのタイトルメタデータをもとにファイル名を自動で変更します。タイトルのプロパティがあった場合のみしか使えないですが、


主な機能

  • 再帰的なディレクトリ探索:サブディレクトリも含めて全てのPDFファイルを処理します。
  • PDFメタデータの抽出:PDFファイルのタイトルプロパティを読み取り、それをファイル名に反映します。
  • 変更内容の確認・編集renamelist.csvで変更内容を事前に確認・編集可能です。
  • ファイル名のサニタイズ:Windowsで使用できない文字を自動的に置換します。
  • 除外条件の設定:特定のパターンのファイルを処理から除外できます。
  • UTF-8エンコーディング:出力ファイルはUTF-8で生成されます。
  • 大量ファイルへの対応:大量のPDFファイルも効率的に処理できます。
  • エラー耐性:壊れたファイルがあっても処理を継続します。
  • 安全な3段階処理:ファイル名変更前に確認・実行・適用の3段階で処理を行い、安全性を確保しています。

インストール方法

  1. GitHubリポジトリからソースコードをダウンロードします。

  2. Groovyがインストールされていない場合、公式サイトからインストールします。

  3. コマンドラインで以下のコマンドを実行し、ツールを起動します。

    groovy renamePDFs.groovy /path/to/your/pdf/directory
    
    

操作の流れ

  1. 最初にツールを実行すると、指定したディレクトリ内のPDFファイルのリストを取得し、renamelist.csvというファイルを生成します。このリストには、ファイル名変更予定の詳細が記載されます。

  2. renamelist.csvを開き、変更内容に問題がないか確認・編集を行ってください。誤って変更してしまった場合に備え、元のファイル名も記録されていますので、安全にチェック・修正が可能です。

  3. 目視確認後、問題がなければ実際のファイル名変更作業に進みます。これにより、安全にファイル名を変更することができます。


注意点

  • PDFファイルにタイトルメタデータが含まれていない場合、ファイル名は変更されません。

  • ファイル名変更前に必ずrenamelist.csvで内容を確認してください。

  • 大量のファイルを処理する際は、バックアップを取ることをおすすめします。


まとめ

「PDF-renamer」は、講演資料や報告書などの、名前が機械的なものになりがちなPDFファイルを整理する際に非常に便利なツールです。ファイル名が内容を反映していないと、後から目的のファイルを探すのが大変ですが、このツールを使うことで、PDFのタイトルに基づいてファイル名を自動で変更し、整理整頓が容易になります。

GitHubリポジトリからダウンロードできます、
このツールはtikaのvibe coding で作りました。はじめてtikaで作ってみたのですが、specをどんどん量産して、期待値の上を狙ってくるので、ちょっと振り回されましたけど、tikaいいですね。

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