RTX1200をセットアップする(CUI編)Part1

##目的
このページではRTX1200を初期化してからipv4/ipv6で通信できるようにするところまでを目的とする。今回はとりあえず接続するところまで。
筆者がCUIが好きなので使いやすいGUIが用意されているがガン無視していく。
いつものことながら筆者が環境作りなおすときに見るためのメモ書きなのでわかりにくいところが多い気がする。

##使用機材・ソフトウェア
・RTX1200(リンク)
・PC(Ubuntu16.0.4)
・GTKTerm 0.99.7-rc1
・telnet
・ifconfig
・USBシリアルケーブル(クロス)(amazonで筆者が買った物)

##初期化
初期化を行うと全てのランプが点灯する。
しばらくすると初期化が完了し、電源ランプとつないでいるランのランプのみが点灯する。

コマンドラインから初期化

コマンドラインからRTX1200を初期化するにはコマンドラインに入って以下のコマンドを実行する

cold start

Administratorでのみ実行可能。

###物理スイッチで初期化
電源を切った状態で全面に有るmicroSDボタン、USBボタン、DOWNLOADボタンの3角ボタン全てを押しながら電源を入れる。

##コンソールログイン

###シリアルケーブルでの接続
とりあえず用意したシリアルケーブルをPCとRTX1200に刺す。もちろんUSB側がPCだ。
以下のコマンドを実行してGTKTermをインストールする。
もちろんすでにインストールが済んでいる場合は必要がない。

sudo apt-get install gtkterm

インストールが済んだらGTKTermを起動する。

sudo gtkterm

ここでは管理者権限で起動する。
通常権限で起動した時出てくるメッセージが以下の2つのようなものなので、このあたりのアクセス権限を変更してやれば通常権限でも行ける気がする。今回はとりあえず管理者権限で実行。(大いなる力には大いなる責任が……と言う意味では良くないんだけど)

Cannot open /dev/ttyS0: 許可がありません
Cannot open /dev/ttyUSB0: 許可がありません

起動したらタブからConfiguration>Portメニューを開く。以下のように設定をする。

Portについては環境によって変わると思うので適宜読み替える。
OKを押してEnterを押すと以下の様な画面が出て接続が完了する。パスワードは空欄で良い。赤塗りしている部分にはMACアドレスが出る。

###LANケーブルでの接続
RTX1200のLAN1-1と普通のLANケーブルで接続する。
初期設定でRTX1200のIPアドレスは**192.168.100.1**が設定されているのでDHCPでIPが割り振られない時は自分のPCのIPアドレスは192.168.100.2などにすると良い。
ifconfigにてLANポートの名前を調べ、(多分enp0XX的な名前になってる)
sudo ifconfig enp0XX 192.168.0.2とコマンドを打てばIPを手動で設定できる。

IPが正しく割り振れたら以下のコマンドを発行すると以下の様な画面が出て接続が完了する。パスワードは空欄で良い。赤塗りしている部分にはMACアドレスが出る。
(sshコマンドでやろうとしたらうまく行かなかった。デフォルトではsshでのログインは不可になっている模様)

telnet 192.168.100.1