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WindowsでCARTAを使えるようにしよう(2024年11月)

Last updated at Posted at 2024-11-18

初めに

日本語で書かれたWIndowsでのCARTAインストールについての記事が無かったので書くに至りました。

準備

ここでは(WSL2)Ubuntuをインストールするところから始めます。

すでにインストール済みの方はUbuntuのバージョンが20.04 LTS (Focal Fossa)もしくは、22.04 LTS (Jammy Jellyfish)であることを確認してください。

私の記事が怪しくて信じられないという方は、

こちらの記事を参照してください。
実際、私がインストールしたときもこの記事を参照しました。

では以下から手順です。

準備その1:WSL2 と周辺アプリ機能の有効化

1. スタートメニューの検索バーから「Windowsの機能の有効化または無効化」と入力して設定を開く

2. "Linux 用 Windows サブシステム"と"仮想マシンプラットフォーム"のチェックを付けて OK を押す

3. 再起動

準備その2:PowerShellのアップデート

PowerShellを最新バージョンにしてください(2024年11月時点ではPowerShell7)

PowerShellを開けば

新機能と改善のために最新の PowerShell をインストールしてください!

というやかましい文章と共に右側にリンクが表示されるので、そのリンク先のサイトの指示に従ってアップデートしてください。

アップデートが終わったら再度PowerShellを「管理者モードで」開いてください

WSL(Ubuntu)をインストールします

まずは使用できるディストリビューションを確認します。

wsl --list --online

そうすると大体

NAME                                   FRIENDLY NAME
Ubuntu                                 Ubuntu
Debian                                 Debian GNU/Linux
kali-linux                             Kali Linux Rolling
Ubuntu-18.04                           Ubuntu 18.04 LTS
Ubuntu-20.04                           Ubuntu 20.04 LTS
Ubuntu-22.04                           Ubuntu 22.04 LTS
Ubuntu-24.04                           Ubuntu 24.04 LTS
OracleLinux_7_9                        Oracle Linux 7.9
OracleLinux_8_7                        Oracle Linux 8.7
OracleLinux_9_1                        Oracle Linux 9.1
openSUSE-Leap-15.5                     openSUSE Leap 15.5
SUSE-Linux-Enterprise-Server-15-SP4    SUSE Linux Enterprise Server 15 SP4
SUSE-Linux-Enterprise-15-SP5           SUSE Linux Enterprise 15 SP5
openSUSE-Tumbleweed                    openSUSE Tumbleweed

と出てくるので、

wsl --install -d Ubuntu-20.04

もしくは

wsl --install -d Ubuntu-22.04

と入力して適切なディストリビューションのUbuntuをインストールしましょう。

インストールが終わるとPowerShellでユーザー設定を求められます。

Enter new UNIX username:◧

ここにユーザーネームを入力してください。
当然のことですが半角英数で設定しましょう。

ユーザーネームを入力すると

New Password:◧

とパスワードの設定を求められるので半角英数で入力しましょう。

またこのとき入力したものは画面に映らないので慎重に入力してください。

入力すると

Retype New Password:◧

となるので先ほどと同じパスワードを入力してください。

ここまで出来ればUbuntuの環境は完成です。
いつものPowerShellの文字が緑に色付いたのではないでしょうか。

CARTAのインストール

ここからはCARTAのインストールについて記述します。

まずはUbuntuを起動してください。

記事を書いた後に思ったことですが、自身でディレクトリを作成してからその中にCARTAをインストールした方がいいと思いました。

以下はこちらの記事からの引用です。

CARTAをインストールするためのリポジトリを追加します。

sudo add-apt-repository ppa:cartavis-team/carta

レポジトリを置くか求められますがもちろんyを入力してください。

sudo apt-get update
sudo apt install carta

この3つを順々に入れてください。
何もなければこれで作成したディレクトリ内にCARTAがインストールされているはずです。

またこの3つのコマンドを入力する際、何か不自然なエラーが出ていないか確認しましょう。

起動

インストールできたら

:~$ carta

と入力してください。
すると色々表示が出てきて最後の文に

CARTA is accessible at http://~~~

とURLが出てきます。
このリンクを踏むと、既定のブラウザが開かれてCARTAが利用できるはずです。
おめでとうございます。

CARTAの使い方に関しては
https://carta.readthedocs.io/en/4.1/
こちらを読んでみるといいでしょう。

試しに
https://www2.nao.ac.jp/~eaarc/DATARED/presentation_2022Jul/20220705_DR2022_archive_forPublic.pdf
このNAOJ公式が出しているALMAサイエンスアーカイブという大変ありがたいPDFがあるので、これにしたがってALMAのデータをダウンロードしてCARTAで見てみるのも良いかもしれません。

追記

何か間違っている点などありましたらお手数ですがお知らせいただけると幸いです。

参考記事

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