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Zotero7(Windows11)+GoogleDrive+Zotmoov+iPadによる論文管理

Last updated at Posted at 2025-09-05

はじめに

Zotero7のセットアップに関する記事をまとめようと思い、書くに至りました。
他の記事を参照しまくりの雑な記事ですが、何かお役に立てれば幸いです。

セットアップ

このサイトに書いてある手順でセットアップします。
このサイトはMacOSを使用していますが、概ね同じです。

Zoteroの公式サイトにアクセスして、まずはZotero7のWindows用のインストーラーをダウンロードしてください。
そのあと、Chrome用のZotero Connectorを拡張機能としてインストールしてください。
またこのタイミングでZoteroアカウントも作成しておくと良いと思います。

Zoteroの設定

基本的にこちらの記事と同じ手順で設定していきます。

同期設定

EditSettingsSyncからファイルの同期設定をします。
私はチェックボックス全部オンにしてます。

クラウドストレージの選択

EditSettingsAdvancedからクラウドストレージの選択をします。
Files and FoldersBase directoryは文書情報をどこのディレクトリに置くかを指定します。
私はGoogleDriveに置きたいので、以下のようにしています。適当にZoteroというフォルダを作りました。

G:/マイドライブ/Zotero

他にお好きなクラウドがあれば自由に設定してください。

また、Data Directoryに関してはZoteroのソフトが置かれている場所なのでCドライブにあれば特段何も設定は必要ないと思います。

プラグイン設定

先ほどGoogleDriveのパスを指定しましたが、論文情報を保存する場所を指定しただけで、PDFの保存先を指定したわけではありません。なのでZotmoovというプラグインを利用してPDFがクラウドに保存します。

他のサイトを見てもわかると思いますが、Zotero7はZotfileに対応していません。
なので現状有志で作られたZotMoovに頼るしかないのです…。早く対応してくれ。

ZotMoovプラグインのインストール

ZotMoovのGitHubからインストールしてください。
大体の手順は下にスクロールすれば書いてあります。

インストールできたら、Directory to Move/Copy Files toのディレクトリを先ほど選択したクラウドのパスにしておきます。
また、Other Settingsもいじります。チェックボックスをオンにして、自動的にコピーが作成されるようにしておきましょう。
私の場合は論文を「年」のフォルダで分けたいので、Subdirectory String{%y}にしておきます。
その他の設定はすぐ横のFormattingから飛べば確認できます。
必要ないと思いますが、一応リンクを載せておきます。

ファイルの命名ルール変更

最後にPDFのリネーム方法についてです。
EditSettingsGeneralFile Renamingからファイルの命名ルール変更をします。
Customize Filename Formatから編集します。
恐らくデフォルトでは

{{ firstCreator suffix=" - " }}{{ year suffix=" - " }}{{ title truncate="100" }}

のようになっていると思います。
色々好きに設定できますが、例として僕のものを載せておきます。

{{ authors max="1" initialize="given" replace="\s" "_" }}
_{{ year }}
_{{ if journalAbbreviation }}
{{ journalAbbreviation replace=" " "_" }}_{{ publicationTitle case="snake" }}
{{ else }}
{{ publicationTitle case="snake" }}
{{ endif }}
_Vol{{ volume }}
{{#issue}}_No{{ issue }}{{/issue}}
{{#pages}}_pp{{ pages }}{{/pages}}

この場合

著者:
年:
ジャーナル略称:
ジャーナル名:
巻:
号:
ページ:

が取得されます。
雑な例ですが、

Sato_2099_ApJ_the_astrophysical_journal_Vol999_No99_ppL99.pdf

のように名前が付きます。なるべく空白を無くしてアンダーバーにしたかったので、無理やりですが、case="snake"としています。すべて小文字になるデメリットがありますが、空白を無くせるメリットは大きいです。タイトルはファイル名が長くなるうえ、論文はいつも「筆頭著者名+年」でしか呼び分けてないので付けませんでした。

こちらのサイトを参照してお好みのルールを作ってください。

また、クラウドに保存されているファイルの名前が変わるだけなので、
Zotero内での表示ルールについてはEditSettingsGeneralの表示設定で変更してください。とは言ってもこちらは大したことはできません。せいぜい著者、名前、年を入れ替えられるくらいです。

これで大体の設定は完了です。

iPadでの読み方

最後にそれをiPadで読む方法についてです。
せっかくクラウドに保存したのですから、iPadで書き込んだものがパソコンやほかのデバイスで見たときにも反映されていて欲しいので、Documentsを使用します。

App Storeからアプリをインストールしてアカウント作成、ドライブにログインしてください。
これにより、先ほど作成したZoteroフォルダにアクセスできます。
iPadがネットに接続されていれば書き込みがそのまま反映されます。
オフラインで読みたければ横の3点リーダーを開いて出てくるDocumentsに保存を押してiPad上に保存しておいて、その後ネットに繋がったタイミングでクラウドのファイルに上書きすれば良いです。

また、このアプリは余白を増やす機能が備わってるので、僕は毎回横の余白を増やして書き込みしています。

さいごに

だいぶ雑な記事になりましたが、誰かのお役に立てたら幸いです。
修正点等ありましたら、お手数ですがコメントいただければと思います。

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