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【実体験】Web経験ゼロから、1人でWebサービスを作れるようになるまでのロードマップ

Last updated at Posted at 2019-09-08

こんにちは!
ねこじょーかー(@nekojoker1234)と申します。

「自分でWebサービスを作れたら、楽しいだろうな」と思ってWeb系のプログラミングを始めた、もしくはこれから始めたい人も多いのではないでしょうか?

私もその1人で、ゼロから勉強を初めて193日でLookmineを完成させました。

ゼロから完成させて、1つ感じたことがあります。

それは、何をどういう手順で勉強したら、Webサービスを作れるようになるのかが、どこにもまとまっていないということです。

  • HTMLの勉強方法
  • Rubyの勉強方法
  • Railsの勉強方法

これらは、調べたらいくらでも出てきますよね。

Webサービスを作ろうと思ったら、いきなり「Railsの勉強から始めてみよう」という間違った発想になってしまいがちです。

そこで、具体的にどういう順番で勉強していくべきかについて、以下のことをまとめました。

  • ドットインストールはどんな順番で勉強するべきか?
  • どんな書籍を使って勉強すればいいのか?
  • 実践的な練習ができる2つのサービスとは?

この記事のとおりに学習を進めていけば、少なくともLookmineを作るくらいの技術力には達しているはずです。

ちなみに、この記事ではRubyonRailsを学習する手順をまとめているので、PHPなどは一切出てきません。

前置きはこれくらいにして、詳しく見ていきましょう。

ドットインストールで基礎をさらっと学ぶ

プログラミングの基礎知識については、ドットインストールで学ぶのが良いと思います。

ドットインストール
https://dotinstall.com

ドットインストールは、無料の動画学習サイトで、コーディングしている様子を動画で見ながら、自分も同じようにコーディングして勉強していくことができるサービスです。

基本は無料ですが、一部は有料になっているので、「月額980円」の課金が必要な場合もあります

「ちょっと高い」と感じる人もいるかもしれませんが、ドットインストールは1ヶ月以内でだいたい卒業します

無料の男性ボイスも好みの声ではなく、女性ボイスにしたかったので、私は早々に課金しました。

ドットインストールでの実績はこんな感じです。

スクリーンショット 2019-09-08 16.15.11.png

21日で約15時間ですね。

以下のレッスンを上から順番にやっておけば、基礎についてはひと通り大丈夫です。

まずは、学習環境を整える準備をしましょう。
使っているパソコンに合わせて、どちらかをやればOKです。
HTML/CSSの学習環境を整えよう [Windows編]
HTML/CSSの学習環境を整えよう [macOS編]

次に、HTMLとCSSをさらっと学習します。
はじめてのHTML
はじめてのCSS

HTMLとCSSの基礎がわかったところで、実際に画面を作ってみましょう。
実践!ウェブサイトを作ろう
実践!スマートフォンサイトを作ろう

実際に画面を作っても、ところどころ「この書き方ってなんだ?」というのが出てきているはずなので、以下のレッスンでさらに詳しく学習しましょう。
詳解HTML 基礎文法編
詳解CSS 基礎文法編

ここまでHTMLとCSSを学習した人は、「CSSって結構大変なんだな」と感じていることでしょう。
ですが、面倒なCSSをフレームワークとして作った「Bootstrap」という素晴らしいものがあるので、初心者のうちはこれを使うと便利です
Bootstrap 4入門

もちろん、「俺はCSSでイチから実装するぜ!」という考えもいいのですが、それなりに学習コストが高いのと、今回の目的は「Webサービスを作る」なので、あまりおすすめはしません。
(正直なところ、私も深いところまでは理解できていません...)

次に、画面に動きをつけようと思うと、JavaScriptの学習は避けられません。
以下で基礎を学習しましょう。
はじめてのJavaScript
詳解JavaScript 基礎文法編
詳解JavaScript オブジェクト編
詳解JavaScript DOM編

JavaScriptをもう少し使いやすくしたjQueryというものもあり、こちらも使いますので、合わせて覚えておきましょう。
jQuery入門

ここまできたら、ようやくRubyの勉強に入ります。
まずは、Rubyを勉強するための環境構築から行います。
ローカル開発環境の構築 [Windows編]
ローカル開発環境の構築 [macOS編]

Rubyの基礎を学習しましょう。
Ruby入門

ようやくメインとなるRubyonRailsのレッスンまで来ました。
ここまでで、ドットインストールは終了です。
Ruby on Rails 5入門

ちなみに、動画学習サービスとしてもう一つ、Progateというものが有名ですが、これは使ったことがないのでよくわかりません。

書籍を買って理解を深める

ドットインストールをひと通り完了させても、正直なところあまり成長は感じませんでした。
(基礎ばかり勉強していたので当然かも知れませんが)

そこで、書籍を買って、改めて勉強をすることにしました。

スラスラわかるHTML&CSSのキホン

スクリーンショット 2019-09-08 17.01.25.png

この本はタイトルの通り、HTMLとCSSの基本について解説している本ですが、チュートリアル形式になっているため、とてもわかりやすいです。

自分も一緒になってコーディングして、実際にWebサイトを作ることができるので、おすすめです。

一般的なWebサイトの作り方や、実践的な内容について詳しく学ぶことができました。
イラストも多くわかりやすいので、そこまで時間はかからずに終わると思います。

Bootstrap4 フロントエンド開発の教科書

スクリーンショット 2019-09-08 17.04.08.png

Bootstrapもよくわかっていなかったので、参考書を購入しました。

これはチュートリアル形式ではなく、辞書的に使うものです。

「スラスラわかるHTML&CSSのキホン」の勉強と並行して、「ふーん、そんな感じなんだ」という程度に読み流していました。

コードと実際の画面イメージが合わせて載っているので、実際にコードを書かなくてもイメージしやすかったです。
この後、Bootstrapを使用して開発を進めるときに、辞書として使っていました。

ネットで検索すればいくらでも出てくるので、購入は必須ではありません。

プロを目指す人のためのRuby入門

スクリーンショット 2019-09-08 17.03.59.png

Rubyについて詳しく書かれている参考書ですが、これはものすごいわかりやすいです。

この1冊があれば、他のRubyの参考書はいりません。

わかりやすく、かつ網羅的に書かれていて、何度も読み返したい参考書です。

本当は読みながら自分で書くと効果がグッと上がりますが、それなりにページ数があるため、とりあえずは読む程度にしておくことをオススメします。

わからなくなったら、この本に戻って復習しましょう。

基礎RubyonRails

スクリーンショット 2019-09-08 17.03.34.png

表紙は少しイマイチですが、ものすごい良書です。

チュートリアル形式で、ブログ投稿サイトを作っていきます。

中身の解説が本当にわかりやすく書いており、良書すぎて私は2周しました。

この参考書の内容が全く理解できない場合は、この先のWebプログラミング学習は諦めたほうがいいかもしれません。

それくらいわかりやすいです。

分厚いですが、最初から最後までやり通すことをオススメします。
Webサービス開発の全体像も、ここで掴むことができます。

現場で使える RubyonRails5速習実践ガイド

スクリーンショット 2019-09-08 17.03.48.png

これもひと通り学習しましたが、正直わかりにくいのでおすすめできません。

この参考書のいいところを挙げるなら、「Slim」を使用している点です。

Railsは基本的に「erb」という拡張子のファイルを修正していくのですが、記述方法が結構だるいです。

そこで、erbを簡潔に記述できるようにしたのが「Slim」というもので、圧倒的に書きやすくなりますし、見た目もすっきりするので、Slimは絶対に使うべきです。

Slimを詳しく知りたい人はこちら
https://github.com/slim-template/slim/blob/master/README.jp.md

RubyonRails5アプリケーションプログラミング

スクリーンショット 2019-09-08 17.04.16.png

この本は中身を見ずに買ったのですが、チュートリアル形式ではなく、文法や部分的な使い方を集めた本になっており、ほとんど読まずに終わりました。

中身も少し古い感じがしたので、あまりおすすめできません。

書籍の勉強で気をつけるべきこと

書籍の勉強で気をつけるべきは、始める前に正誤表をチェックする、ということです。

正誤表というのは、「本の中にこれだけ間違いがあるから、自分で直してね」という内容のリストです。

ここをチェックしないで勉強を進めていくと、間違って覚えてしまうだけでなく、「何でこういう結果になるのだろう?」と無駄に考えてしまう可能性があります。

「書籍名+正誤表」とかで調べると出てくると思うので、事前にチェックしておきましょう。

実践的な練習をする

ドットインストールと書籍での学習をクリアした人は、もう基本的な知識は問題ありません。

あとは、実践的な練習をするだけです。

Techpit

Teckpitとは、リアルに1つのWebサービスを開発することを疑似体験できるサービスです。

「Qiitaのような記事形式の参考書で勉強できる」という表現が正しいですかね。

チュートリアル形式で、実践的な内容を勉強することができます。

以下のレッスンを購入しましたが、これは本当におすすめできます。
【Ruby on Rails 5】Instagram風簡易SNSアプリを作ってみよう!

書籍には載っていなかった、実践的なテクニックや実装方法が盛りだくさんで、非常に参考になりました。

値段も安くはないですが、2倍、3倍の値段を出す価値があると思います。

Udemy

Udemyは動画で勉強するサービスですが、アプリ開発手順だけでなく、本番環境を用意して、リリースまでの手順を勉強することができます。

Railsの勉強は、以下のレッスンが最強でした。

はじめての Ruby on Rails入門-RubyとRailsを基礎から学びWebアプリケーションをネットに公開しよう

普段は15,000円くらいするのですが、一定期間(1ヶ月くらい?)ごとにセールを実施していて、1,500円くらいまで値下がりします。

値下げ時期まで待ってから、購入しましょう。
間違っても定価では買わないようにご注意ください。

自分でWebサービスを作ってみる

ドットインストール、書籍での勉強、Teckpit、Udemyを乗り越えた人は、もう1人でWebサービスを開発できるレベルまで来ています。

何か自分がほしいものを考えて、実際にゼロから作ってみましょう。

その中で、「あれ、これってどうやるんだっけ?」というのが必ず出てきますが、大丈夫です。

これまで勉強した内容のどこかに、間違いなくヒントがあります。
「わからない→調べる→書いてみる→動くものができる」というサイクルを高速に回し、徐々に覚えていきましょう。

この手順で、私はLookmineというWebサービスを立ち上げるまでになりました。

正確に記録していなかったので参考値ですが、この記事に書いている内容を約100時間で終わらせて、Lookmineの開発で約100時間、合計で約200時間といった感じですかね。

1人でWebサービスを立ち上げたいなと思っている人に、少しでも参考になれば幸いです。

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https://playfab-master.com

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