無効にできないアドインによる不具合
Excel-DNAで作ったアドインを無効にして、xllファイルを削除後に再びExcelを起動すると、なぜか有効に戻ってしまい、その後に開くブックが全て読み取り専用になってしまうという現象に見舞われた。あー最悪
普通なら以下で解決するのだろうが、今回は素直にいかなかったので、やったことを書き残しておく。
レジストリのエントリ削除で解決
先ずは、レジストリエディタを開く。
Windows
+R
を押して「ファイル名を指定して実行」を開き、regedit
と入力して、OK
をクリック。
アドインファイル名で検索する。(ここではRibbon-AddInがファイル名の一部分)
以下、OptionsというキーにあるOPEN1とOPEN2というエントリの中にファイル名を発見。
削除後のOPENで始まるエントリは順番が必要らしい。(未検証)
これで読み取り専用の問題は解決するが、Excelアドインのリストにアドイン名が残り続ける事がある。その場合は参照していたアドインファイルを削除すると以降はリストから消える。
環境など
- Windows10(x64)
- Microsoft365の64ビット版Excel
- Excel-DNAで作成したxllファイル
今回の現象がExcel-DNA固有のものなのかは不明。それにしても変なキーができ上がったものだ
「HKEY_USERS」直下にある「S-」で始まるキー
今回削除したキーの上位階層である「HKEY_USERS」直下にある「S-」で始まるキーは、いったい何でしょう?
ChatGPT大先生によると、これはユーザーのセキュリティ識別子(SID)を表し、Windowsが各ユーザーアカウントを識別するために使用する一意のもので、S-1-5-21-...
のような形式となり、そのキーの中には、ユーザーに関連する設定(デスクトップの構成やアプリケーション設定など)が格納されているとのことです。
以上、レジストリの書き換えは自己責任で